The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1998 コート・デュ・ローヌ セップ・センティネール メメ ドメーヌ・グラメノン

2014-05-26 21:06:36 | ワイン
今週は特にもワインを飲む機会が多かったわけですが、
そのピークと言えば、さしずめヒトミワイナリーさん御一行を迎えた、
あの日に他なりません!

とりあえず、その日並んだワインを列挙いたしますと、以下の通り↓



で、ヒトミさんの『身土不二 今荘野畑 マスカットベリーA』はおいといて、
それ以外のウェルカム・ワインの中で、特筆すべき代物と言えば、
はからずもこの表題のワインということになるのでしょう。



まあ、ゴロンと転がっておったので、持ってきた!
と言ったかどうかは定かではありませんが、
いずれ月光氏が、さり気無く登場させたことだけは確かです。

『ドメーヌ・グラメノン』!!!泣く子も黙る自然派のトップランナー♪
しかも1998年と言えば、事故で急逝した先代のフィリプ・ローランが健在だったころの仕込みじゃん!
セップ・センティネール、すなわち百年の孤独、ではなく100年の古木から造られた、
奇跡のグルナッシュ100%ときたもんだ!

これが実にヨカッタ♪てゆーか、旨すぎ♪
果実が口腔を満たすと同時に、まろやかなエキスと、流麗な酸味が、
喉の奥底から鼻腔の際まで広がってゆくんですわ・・・

ジュクジュク、シミジミ、ヒタヒタ・・・
なんと表現したら良いのか分かりませんが、あなた様に飲まれる為に、今まで待っておりました!と、
とにかくその日が最高の状態だった!と言っても、あながちウソにはならないでしょう。

思い出してみますと、一昔前の話ですが、このワインの89年物や90年物を、
それこそケースごと買い込んでいたわけでして、その時は話題に乗じてそうしたわけですが、
まさかこんなになるとは露知らず、今は全て跡形もなし!

こうしてみると、熟成というものを、もっと真剣に考えねばならないわけですが、
それが出来るかどうかは、飲みたいワインのフィールドをせばめにゃならんわけでして、
それは到底ムリ!

だから、この手のワインもお裾分けを待つしかないということになりますかな?