The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2007 バローロ フラテッリ・アレッサンドリア

2013-07-06 05:43:39 | ワイン
先日、以前から気になっていたワインを抱えて、『アル・Fルノ』にお邪魔をしました。

『バローロ』イタリアはピエモンテ州のネッビオーロによる最上級のワイン!

そのネッビオーロから出来る、きつい酸味と、強いタンニンを抑えることなく生産される、
伝統的なバローロは、アルド・コンテルノの言葉を拝借しますと、
まるで紅茶のカップにティーバッグを何時までも漬けるかのごとくに、
長時間の浸漬によって造られるという・・・

ですから、クラシックな造りのバローロは、若いうちには到底楽しめるものではないわけだ。

一方90年代になって、発酵時間の短縮と、バリックの使用によって、
現代的な濃厚で溌剌とした果実を楽しめる『バローロ・ボーイズ』という一派のワインが席巻し、
ワタクシタチも飲む機会が多かったわけですが、はたしてコレがバローロ?の感もあったんですね。

そこに『フラテッリ・アレッサンドリア』のバローロが登場する。
マホガニーの色合いを湛えつつも、伝統的な風味と味わいを残しつつ、
そのワインの調和はエレガント極まりなし・・・

2007年でありながら、実にしなやかで、瑞々しい果実を楽しめるスタイルなんですね♪

このワインと『Aル・フォルノ』の料理の取り合わせはこの通り↓



特にも『牛頬肉のソテー』がいい相性を見せてくれました。
キザミタバコと土の風味とマラスキーノ・チェリーのアロマを残しつつ、
待てばピノ・ノワールのようなフィネスも見せ付けてくれる、このバローロ・・・

追い求めてみましょう!

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08’ですが、ここのは安い↓