The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2011 ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ テヌータ・レ・カルチナイエ

2013-05-12 17:22:37 | ワイン
このワインはこの季節のそよ風のような風味をもった、
実にピュアでフレッシュな味わいゆえ、コレを飲めたのは絶妙のタイミングでした。

それは昨晩のこと、前倒し『母の日』でもしようかと考え、
妻はワタクシにとっては妻で、母ではないのですが、
子供たち4人は遠くに散らばって、この重要な行事を取り仕切ることも出来ないし、
じゃあって事で、代行かたがた食事をすることになりまして、
初めてのイタリアンへ行くことになり、結果そのワインにありつけたわけなんですね♪

クッチーナ・イタリアーナ『Oット』の名前は、何回か小耳に挟んではおりました。
で、アポとってお邪魔をして、バイザグラスでこのワインが出てきたんですね・・・



『サン・ジミニャーノ』と言えば、知る人ぞ知る、世界遺産登録の町。

『カルチナイエ』はその町の中の生産者で、ビオロジックを踏襲し、
丁寧なつくりで葡萄を栽培し、ステンレスタンクで低温発酵の後、
6ヶ月の熟成を行い、実に瑞々しい『ヴェルナッチャ』を生産しているとのこと・・・

ワタクシはコレまで何度かこのワインに出会ったのですが、
初めて飲んだのが、今を去ること6年前、西麻布の『ヴィーノ・デ・ラ・パーチェ』にて、
スタートワインでいただいたんですね・・・

8月も後半の暑い日でありました。
ですから、このワインはこれからの季節に相応しいワイン!と言えるでしょう。

加えて、気の利いた食事があってこそのワインなんですね・・・

その日は『クロソイの香草焼き』とあわせまして、
『ヴェルナッチャ』の柑橘とドライハーヴのニュアンスが、香草焼きの風味と見事な相性をみせ、
実に美味しくいただけました。



イタリアの白の、季節感と食中酒としての実力は、近年目を見張るものがありまして、
このワインを飲んでも、それを感じるわけです。

『オッT』さんには素敵な時間を過させていただきました。