The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

Margaux On My Mind ♪

2008-12-14 22:15:12 | ワイン
マルゴーはマルゴーより出でて、マルゴーよりマルゴーなんだわ・・・

まあ、これって今となっては常識ですよね!
とくに、1978年以降は・・・
それ以前ともなれば、ワタクシがワインに目覚めた70’パルメ、
なんてのもありますけれど・・・

まあ、マルゴー村はシャトー・マルゴーでしょう・・・

とにかく、ボルドーのグランクリュ・クラッセの本質を知る為には、
そのワインが熟成のどの辺にいるのか?
上り口なのか?高原部か?それとも下り坂にはいっているのか?
を即座に捕らえることでしょう・・・

まあそれも、そう簡単にはいかないわけでして、
ですからワインヒートの道険し!という事になります。

さて前置きが長くなりましたが、本当に思いがけず、
82’と言う、凄まじいヴィンテージのマルゴーを、
ご相伴に預かる機会がありました。

まあ、詳しいコメントはともかく、いずれ82’シャトー・マルゴーです!

本格的なメドックの香気を十分に吸いつつ、
微かに舌先に絡みあう、思いの外コワモテのタンニンを感じながらの数十分!

そこには原始林の中を彷徨うワタクシがいたわけです・・・

哀愁のペサック・レオニャン♪

2008-12-14 14:08:57 | ワイン
なんだかんだ言いましても、熟成の極みに達しつつあるボルドーを、、
ご相伴に預かるほどの至福の時間って、そうないですよね・・・

やはり、平時のブルゴーニュ、記念日のボルドーが、
ワタクシにとってのワイン・チョイスの基準?っていうのでしょうか・・・

しかも、そのボルドーも悩ましげなくらいに、
熟成していなければならないわけでして・・・

さすれば、そんなチャンスは年に何度もあるわけないですよね・・・
昔は結構ありましたが、それを考えればワインヒートの住み難い事態となりました!

さて、先日のMT会の中盤に2本のペサック・レオニャンが登場致しました。
そのワインとは↓

1982 シャトー・パプ・クレマン

1973 シャトー・オー・ブリオン

ここで、ペサック・レオニャンを出すところが、月光氏の心憎いところですが、
なんたって、流れ的にドンピシャ!だったんですね・・・

特にも、73’オー・ブリオンは、これまで数回の経験がありましたが、
今回が最高の状態♪

色合いは十分にエッジがアンバーに暮れて、芯の部分は濃密なガーネット!
理科の実験室のごとくのヨードの風味に、アイラのモルトよろしく、
果実は熟しきったアプリコットにイチジクの濃厚な風味を感じます。
味わいは究極の熟成曲線たる、熟成ピノ・ノワールと正しく交叉する、
凄い状態!!!
なんにも足さない、なんにも引かない、
今が最高と言っても過言ではないでしょう!

心に哀愁を呼ぶ、ペサック・レオニャン・・・
ただただ、美味しく頂きました!