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The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

『帆立とベーコンと白菜のスープ』とランシュ・バージュ・ブラン

2011-12-18 05:38:26 | キュイジーヌ
12月のワイン会の最初の一品は、『帆立とベーコンと白菜のスープ』だったのですが、
あとに開催した『ワインとキュイジーヌ・・・』ではチョット一工夫をしたようです!

まず最初に、白菜とベーコンで出汁をとってスープを造り、
白菜のみを取り出し、そこにカリッと火を入れた帆立を綺麗に並べます。



そこへ味付けした熱々のスープを注ぎ込みますが、最終の味の調整は企業秘密!



そして、『ワインとキュイジーヌ・・・』では、白菜の柔らかい部分を細かく刻みサラダにし、
上に乗っけるという荒業を出しました!(これK子シェフの考案!)



この料理にはもちろん白を合わせるのですが、
調度そこに登場した『98’ランシュ・バージュ・ブラン』も中々のマリアージュ!





見栄えよりコクのあるスープと、13年の熟成で黄金に色づき始めたボルドー・ブランの滋味が絡み合い、
絶妙なコラボを見せてくれたんですね・・・

この季節何よりの出会いではありました♪



11.22のキュイジーヌは・・・

2011-11-23 18:41:19 | キュイジーヌ
後半の『メルロ』シリーズに入る前に、白ワインと料理のマリアージュを楽しんで貰おうと、
四品のキュイジーヌを並べたんですね・・・

まずは『アミューズ』ですが、『ブロッコリーのタルト』に『ユリネの和え物、花野菜のクスクス風』
『人参のマリネ』『大根のスライスとサーモンの燻製』などを並べました。



もちろん『タケダワイナリー サン・スフレ』との相性は抜群で、あっと言う間の完食!

続きまして、『茄子のゼリー寄せ、ビーツとパプリカのマリネを添えて』が登場し、
これも御出汁のきいたサッパリとした味わいで、『窓辺 橙』と見事にマリアージュしたわけです。



さてここで、甲州ワインですので和風の一品を合わせるのが肝要と考え、
またまた御出汁系のあんかけ仕立ての『豚肉と蕪と牛蒡の煮込み』を出していただき、
これがなんと『窓辺 橙』のゆる~~い、ぼはっとした味わいと絶妙なタッチで合いまして、
ヒジョーに満足致しました。



最後は、赤ワインの登場を見据えて、更には『山崎ワイナリー』の『ケルナー』とも合わせるべく、
真鱈を低温のオリーヴ油で火入れをしました『真鱈のフォンダン、パッションフルーツのソース』で、
とりあえず『メルロ・シリーズ』の前に腹ごしらえ完了と相成ったわけ・・・



料理は軽めで・・・とも言ったのですが、どうしてどうして!
いつもと変わらぬ展開となりました。

身内の事で何ですが、見事の一言!



ぶらり、季節料理の隠れ家見つけました!

2011-10-20 12:57:39 | キュイジーヌ
その日は、ワイン会明けでもあったし、夕刻から家人もいないということで、
一人ぶらりと夜の街へと繰り出しました。

随分前に、アソコのあの辺に腕の良い料理人がいますよ!
との情報を小耳に挟んではいたのですが、
あの辺といってもどの辺だ?くらいの認識でして、
時間に余裕があって、尚且つブラリと出かけでもしなければ、
こうゆう場所って、なかなか見つけ出すのは難しいんですよね・・・

で、その日はそんな事情で、とうとうそのお店を探しだしたというわけです。

とにかく、着いてから一時間ちょっとの料理と酒でしたが、
盛岡にこんな所があったんだ!とワタクシオドロキを隠せず、
書き込みをしながら、こんな事言うのも何ですが、
ココのお店は『隠れ家』にしたい・・・教えたくない・・・
そんな心境です!(まあ、知る人ぞ知るお店のようですが・・・)

で、頂きましたのは『松茸の土瓶蒸し』



『先付け四品』(何と神代杉の四方盆に盛り付け)



酢の物(双子芋、ボリ、おろし、春菊、菊の花)

『鯖節の煮付け』

『河豚ポン酢』

そして『牛乳豆腐にからすみ』の流れ、

で、飲んだお酒は以下の通りなんですね↓

まずは、飛び込みの一時間ちょっとでこのお料理ですから、
う~~ん!と唸らざるを得ないでしょう!

またの機会に、シッカリと時間を取りましての新たな展開をご報告いたします!

ピエモンテ州アルバ産の例のもの届きました!

2011-10-15 05:29:13 | キュイジーヌ
コレ見てください・・・
惑星探査機『はやぶさ』が行って戻ってきた『イトカワ』の写真じゃあありません!



そうです、ホンマモンの『白トリュフ』です。
しかもピエモンテ州アルバ産の上物間違いなし!
そして、わずかに24グラム・・・

これを専用のスライサーで本日の会のキュイジーヌにふりかけるわけです。
サクサクと・・・?いやサッサッサと・・・?

いずれ紙のように薄く、このスライサーは優れものでして、
裏のネジ調節一つで厚くも出来るし薄くもなるんですね・・・




でも薄く・・・トリュフは薄くなきゃ野暮!
食感と香りが引き立ちません。

さて今の時点で部屋中に『禁断のエロス』の芳香が充満してきました!
それにタッチしたワタクシの指も凄い事になっております。

誤解されないように、早いとこ手を洗わなくっちゃ!

ともかく、今夜『白トリュフ』イザ出陣です!

西麻布『ル・ブルギニオン』

2011-06-06 21:47:49 | キュイジーヌ
出発当日の2日前、ですから木曜日に急遽TELをして、
週末土曜日のアポを取れたのですから、ラッキーながらも、これも震災の影響でしょうか?

それだけではなく、とにかく外国人の少ない西麻布は、どこか異様な感じがいたします。

西麻布の『ル・ブルギニオン』は、東京のフレンチ業界では、
知らぬ人はモグリと言われかねないほどの超人気店!ですので、
そう思うのも無理なからんところでしょう・・・

さて、午前中は詰めに詰めて仕事をこなし、12時46分の『疾風』に飛び乗り、
宿泊予定のホテルOに到着が17時・・・

それから、東京組の近況報告を聞きながら気がつけば19時!
そいで持って、子供達を帰してからの『ル・ブルギニオン』でありました。

満席でも20人は難しいほどの小さなフレンチで、
そこに良く教育されたスタッフが何人いたでしょうか?

厨房に3~4人、ホールに5~6人くらいでしょうか?
そして全員が男性でしかも若い!

ですから、おのずとお客も女性中心てことになるのでしょう、
その日も2:1で女性が多かった!

そこにワタクシがモアイ像の様にいるわけですから、コレも異様といえば異様!

さて、オーダーいたしましたのはシェフのスペシャリテのコース!
まずは写真をご覧下さい↓


ココのキュイジーヌは、濃厚さとサッパリ感が交互に登場する流れのようですが、
自分としては濃厚系のオードブル2品目『人参のムースと雲丹のゼリー寄せ風』と、
魚料理の1品目『サフランライスにウナギの揚げ物をサラダとミルフィーユ風にした物』が気に入りました!

これらにマリアージュさせたワインは『NV ルイ・ロデレール ブリュット・プルミエ』でしたのですが、
コレでずっと行けばよい所、ハウスワインの白を頼みまして、
後で考えて見ますと、チョット余計だったかな?とも思ったんですね・・・


こうゆうフレンチで色んな物を頼みたくなるのも、当然分らないでもないわけですが、
やはりシャンパンはオールマイティというのが、身に染みると言うのが実感です!

さてさて、メインのワインがこのあと登場いたしますが、それは後ほど・・・

ではまた!