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The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

エイミー・ワインハウスのライヴの功罪は?

2008-03-31 22:09:01 | ミュージック
日曜日の深夜12時半から約1時間、エイミー・ワインハウスのライヴの放送が有ると言うので、昼に仮眠をとってそれに備えていました。

いざテレビの中で繰り広げられた彼女のライヴの顛末は、
片手に酒入りのポリカップを呷っては足元に置き、
挑発的な眼差しで、電気クラゲのようなダンスでリズムを取りつつ、
ちょっとラリッたネーチャンの自堕落なトークを投げかけるという・・・

そんな奇妙奇天烈なライヴでありました!

もちろん、ソウルの歌唱力は白人女性でありながら一級品!
そして、なんとも言えない微妙なムードが会場を支配しているんですね・・・

見ているとうのワタクシも、ある種の緊張感でドキドキしている訳でして、
それが何所から?と言われれば・・・

この娘!本当に最後までやってくれるのだろうか?
という感覚に陥ってしまうワケです!

2時間半も開場を遅らせた「X-Japan」の演出?
のそれと似た緊張感でしょうか?

いずれ、功罪はともかくとして、
何かを持っているエイミーではありますな~!

花見の季節はもうすぐです!

2008-03-27 21:54:23 | ミュージック
ヤフーのトップページにも『花見客で賑わう上野公園・・・』なんてのが出ていました。
盛岡では遅れる事どのくらいでしょうか?
まあ、1ヶ月てことはないでしょうから、今年は例年より早い花見になりそうです!

さて我が家のように、ある意味自営業家族にはこの季節に新年度はないんですね・・・
ですから、ここのところの大通りの賑わいを見るにつけ、
この季節感も他人事のようでしたが・・・

本日我が家にとっても、ささやかですが、新年度っぽいイイ出来事がありまして、
4月からの新しいスタートに、チョットですがハートを熱くしております!

皆さん!張り切って行きましょう!!
(なぜかワタクシだけハイテンション!)

今日も芋洗坂・・・とか言うピン芸人のダンスを見て笑いが止まりません!

そうそう、先日はBSで『ドリーム・ガールズ』を見ました。

これは昨年のアカデミー賞で助演女優賞と撮影賞のオスカーを獲得した作品なのですが、
オスカー云々というよりは、ワタクシが中学セイの頃の(もうチョット前か?)
モータウン・レーベルの裏事情が題材で興味深く見入ったわけです。

主役の『ドリームズ』は御存知『シュープリームス』の設定で、
ダイアナ・ロスの役をヴィオンセ・ノウルズが演じます。
助演のオスカーを獲得したジェニファー・ハドソンは
32歳でアル中でなくなったシュープリームスのメンバーがいたのですが、
そのメンバーを好演!実はその人がダイアナ・ロスより歌が上手かったらしいのです!
その辺の事情って謎めいてますよね・・・
そしてジェイミー・フォックス演ずる車のディーラーがかの『モータウン』の創設者、
という設定なんですね・・・

『モータウン』はソウルミュージックの伝説的なレーベルでありまして、
ウィルソン・ピケットやジェームズ・ブラウン、それにオーティス・レディング、サム&デイブ、そして少年時代のマイケル・ジャクソンのジャクソン・ファイヴなども在籍していたわけです!

いずれ60年代後半から70年代にかけて、
ワタクシ洋楽ばかり聞いていたんですよね・・・

なにしろ十五の心ですから、良く憶えているわけです・・・
それにしてもジェニファー・ハドソンのパンチは凄かった!
まずは一度見てください!
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DVDはここで↓



世代間で選曲の溝は埋められますかね?

2008-02-28 22:09:57 | ミュージック
エイミー・ワインハウスを聞いて、どこか懐かしさがこみ上げて来るのは、
ワタクシだけではないでしょう。
どこか60年代や70年代のソウル・ミュージックに共通する感覚があるんですね・・・

ワタクシ中学の頃に買い漁った洋楽のシングルレコードの中に、
サム&デイブの『Hold On I’m Coming!』がありました。
それから加えて、ソウルと言えばもう一つがオーティス・レディングの『Dock Of The Bay』なんですね・・・
まあ、オーティスについて言えば涙物の『Try A Little Tenderness』などがありますが・・・

60~70年代のソウル・ミュージックは、今でも通勤の行き帰りのカーオーディオでの愛聴盤となっています。
そこへ持ってきて、今時のエイミー・ワインハウスの『リハブ』を聞けば、その時代のソウルの味を思い出すわけです。

さて先日、世代間格差の同居人にそのオーティス・レディングの『トライ・ア・リトル・テンダーネス』を聞かせました!

それがどうして、意外や意外!結構反応良かったんですね・・・
まずは、黙って聞いておりました!

それは恐らくエイミー・ワインハウスが上手いこと触媒になったのでしょう!
一人の歌手の出現が選曲の溝を埋める結果になったわけあります。

そんなこんなを考えながら、ただ今96’トロワ・クロワを飲んでいます!
このワインはボルドーの衛星地区のフロンサックのシャトーの物なんですね・・・

95’がファーストヴィンテージで、
造り手は元のムートン・ロートシルトの醸造責任者のパトリック・レオン氏との事・・・
オーパス・ワンやアルマヴィーヴァの仕掛け人としても有名だそうです!ふむふむ・・・

まあ、オーパスやアルマヴィーヴァはともかくとして、
そんな御仁が、なぜに衛星のデイリーを造りだしたのでしょう?
自家消費用?でしょうか・・・

いずれこのワイン、コスパはOK!
でも、開けたてはイケマセン!!
絶対にバッセン早め、できれば上へ下へと複数回のデキャンタージュを敢行し、
グジャグジャにして飲んだほうがイイでしょう!

なにしろ、撫でても叩いてもゼンゼン表情見せてくれませんから!

このワイン、嬉しいのは2日目3日目が美味しく飲める事でしょうか?
そんなワインも必要ですよね・・・

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99’でもこの値段、ちょっと高めの設定でしょうか?


ワインのリハブはいやじゃ!

2008-02-11 15:18:07 | ミュージック
土曜日に週末ワイン会をやって、日月と連休・・・
これって理想的なパターンですよね!
昨日は本日の記念日の前倒しの行脚を挙行しまして、
今日は朝からゆっくりとグラミー賞の授賞式を見ています。

なんと、あのジャズ・ピアノの巨人ハーヴィー・ハンコックが最高の賞『年間ベストアルバム賞』を獲得してしまいました。

往年の女性シンガーソングライターのジョニ・ミッチェルに捧げるアルバムらしいのですが、なんともこの選択はアメリカらしいと言えばアメリカらしいですよね・・・
ここにジャズが来るのか~??
売れに売れていたヒップ・ホップのカニエ・ウェストを一蹴する事になったわけです!
日本のレコード○×ではありえないでしょう!

さて、主要5部門で3部門獲得したのが、
今回新人扱いのエイミー・ワインハウスなんですね!

この方、イギリス国籍のようで、ロンドンでのライブが中継されたのですが、
これが凄いのなんのって!まだ10代の白人ソウル・シンガーですが並のオーラではありません!
楽曲の『リハブ』は、アル中の少女が母親に「リハビリテーションに行きなさい!」と諭されるも、「ノー、ノー、ノー♪」と言うことを聞かないという内容であります!

ミニスカにもろ肌脱いで、肩にはいくつものタトゥーを彫り、
顔は若き日のバーブラ・ストレイサンドのお馬鹿キャラ風と言ったら語弊があるでしょうか?でもそんな感じです!

歌唱力抜群、パンチあり、眼力ありのスーパーオーラで。
とりあえず今年も彼女の時代は続くでしょう!

ワイン中毒のワタクシに、何れの方が『リハブ』を迫っても、
ワタクシも「ノー、ノー、ノー!」と答えるでしょう!

おそらく、諸君達もそうでしょ・・・

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CDアルバムはここで↓


ピアノ・トリオ At タウン・ホール

2007-10-13 20:51:46 | ミュージック
先日、雪のUさんからお誘いいただいたジャズ・ライブを覗いてきました。
なんと『タウン・ホール』が盛岡にもあったんですね・・・

何を隠そう、盛O劇Jの地下のホールがタウン・ホールとの事!
『At Town Hall』と言えば、かのビル・エヴァンスを思い出します。
それは、スコット・ラファーロが急逝し、傷心の中での演奏がそのアルバムでした。

アグレッシヴで鬼気迫るベーシストのラファーロから、
堅実でオーソドックスなチャック・イスラエルズへ変りながらも、
トリオとしての一つの形が出来上がった時代がこのアルバムでしたね・・・

さて横道にそれましたが、

昨晩のライブがやはりピアノ・トリオでありました!
髪をかき揚げ『綺麗なお姉さんは好きですか?』系の実力派のピアニスト川Kさとみ、
ドラムスはポール・モチアンならぬシュールで切れ味のある田J雅H(Good!)
そして安定感のあるベーシスト上M信のコラボは見事の一言・・・

女性らしい美しい音色と弱々しさの難しい狭間はありますが、
それを支えるリズムセクションがナンと言っても秀逸!
「フィーチャリング 田J雅H」と言うだけに、ピアノの川Kさとみだけではなく、
ダブル・リーダーのトリオの感があります!

要所要所での軽快で複雑なドラムさばきには、
思わずカラダが動き出しました!

ところで、バラード系の楽曲はどこかで聞いたような音色だな~~?
ひょっとしてこれってリッチ-・バイラーク?と思っていたら、
実はリッチー・バイラークはピアニスト川Kのお師匠さんだったんですって・・・
偶然ですが、驚きです!

そしてリッチ-・バイラークはビル・エヴァンス派の第3世代の大番頭的存在ですよね!

その流れの日本のトリオが盛岡の『タウン・ホール』でライブをやる!
なにか因縁を感じるのは私だけでしょうか?

声をかけてくださった雪のU夫妻に感謝です!