戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
12月19日の読売新聞に「わいせつ教員復職厳格化」の記事が出ていました。
それに関して私は同年の5月22 日に「教師のわいせつを罰する前に文部科学省がやるべきことの提案をしました。
その中で「長い教師経験を持たれた方の教師のわいせつ防止のご意見」の紹介をしました。その概略です。詳細は前記の記述を見て下さい。
教員は学校勤務一日で概ね100人以上の児童生徒と至近距離で接触。中には授業、朝、帰りのショートホームルーム、清掃、給食、部活動など、合計3時間以上接する子供がいても不思議ではない。恋愛などで時に理性を失い、感情のコントロールができなくなるのは人間の性です。ですから不祥事の後、いくら研修会や講習を行っても理屈・理性では解決しない。
1. 教師が自分の性的欲求を抑えられなくなる
2. ハニートラップまがいに生徒が意図的に教師を貶める
3. 教師が熱心に面倒を見過ぎたあまり恋愛感情を抑えられなくなる
4. 八方美人な生徒の何気ない言動で教師に魔が差してしまう
筆者は長い教師人生から、生真面目で責任感のある熱心な先生ほど特に3に陥る危険があると感じる。
以上文部科学省は教師経験者の貴重なご意見として考えるべきと思います。
「私の経験」
私が昭和初期に言ったの小学校時代は先生は絶対てきな存在で家庭訪問の時の母の口癖は「子供が言うこと聞かなければ殴ってくれ」でした。私は鼻たれ小僧。当時の女子生徒はラジオの出鼻で楽しみは本を読むか皆と遊ぶだけ。紹介した先生の時代とは全く違う可愛いだけの存在。先生をからかうなど考えられもしないこと。
国語、算術、理科などでは私が人より読書好きで家での勉強は全くしないでも理解。高等小学校では内申で級長になるくらいたやすい教科。
つまり当時の先生も新米でもない限り予習などしないでも悪く言ってもごまかしで通る授業。これでは今の教師のようなストレスは全くたくなし。
増して当時は貧乏人の子弟でも優秀な人は誰でも師範学校に行けるという人から尊敬される存在。そんな人がわいせつ行為をするなど考えらない時代でした。
私の娘が小学校の教師になったころは日教組の全盛時代でいじめっ子対策で教師も大変。良い意味でも悪い意味でも教師のわいせつがあれば日教組への批判爆発。
「考えられる教師のわいせつ事故対策は教師の負荷を減らすこと」
・小学校、中学校、高校の教師の負荷を減らすために全ての教科を見直す。
・批判の多い教科書デジタル化をやめる。
・前に書いたようにに生徒の読書の習慣づけ。教員の負担にならずに効果大。
・通学の安全確保のためスマホ許可を廃止、家に帰れば使うのは必至。これが前記の元教員の方のご指摘につながる。
・文部科学省はわいせつ該当者の罰則を考える前に自省の指導に不備がなかったか教師に無理を強いてないかを考えること。
・昔から私か何度も何度も書いたピンボケの多い文部科学省の組織見直し。
・特に大臣には適任者を選ぶ
・文部科学大臣になった人は他の省の人達が同省をどう見ているか訊くこと。政府は前記の方針が上手く行くか否かもう一度考えなおす必要があると思うのですが。
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