普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

日本の情報戦の戦略・韓国人に直接に訴えよう

2019-09-02 12:52:53 | 韓国

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 私は前回「日本に情報戦略はあるのか」に就いて投稿しましたが、素人にしても余りにも駄文のため表記のタイトルで同じ問題を書き直して見ました。
・安倍一次内閣の公約で情報機関の設置を言っていましたが何故か設置しないまま。
・安倍二次内閣時代(2012年代)に今話題になっている朴槿恵さんの「両国関係が新たに発展することを望む」が竹島問題では「領土・歴史に妥協しない」の発言で問題に成ったころの私の意見です。
・前安倍内閣時代の公約の情報機関の設置と、それを利用しての反日教育に染まった韓国の住民の間違った日本観の改善を図ること。
 つまり表向きでは日韓友好を進めながら、裏では韓国に情報戦を進めること。これに反対する人もいるかも知れないが、韓国民に正しい情報を伝えることは悪いことではなく、韓国側にとっても悪い方向になる訳ではない。 (強いて言えば国民の韓国政府への批判を反日で交わす今までの歴代大統領の政策に悪影響がでる位。)
 たまたま読売新聞の特集「日本の対外発信」に「歴史問題はまず英訳書」という現代史家の秦郁彦さんの文章が乗っていたので引用する。
・私は歴史家として日本の情報発信力の弱さを痛感してきた。
・その具体策は事実関係を客観的に記述した日本人の著作を英訳することだ。
・南京事件を詳細に知りたい外国人は中国系米国人の「ザ・レイプ・オブ・南京」という中国側の誇大な主張を読むしかない。
・同書に反論できるのは日本の専門家だが、千点を越える論文は全て「国内消費」ようだ。
・慰安婦や領土問題も似た状況だ。
・政府や一部有志は欧米で意見広告など出しているが、一方的な主張と見なされ信頼度が低い。
・だからこそ日本人の書いた総括的な著作を英訳することが必要だ。
・英訳に関しては読みやすく、学術的な著作を選ぶ。
・日本に不利な情報も含め、事実関係や論争が客観的に記述されていることが大事だ。
・優秀な翻訳者を選び、海外の一流出版社から刊行すること。
・領土や歴史問題はぼやのうちに消し止めることが重用だ。
・南京事件や慰安婦のように大火事になってしまえば消火は大変だ。
・当時の私の意見
私は秦さんの意見に全面的に賛成だ。
 これなら今日の話題の韓国問題の解決に関しても、今までの政府の反日教育で育った韓国民の人達も、日本が統治時代からいかに韓国に貢献してきたか、慰安婦問題も残念ながら日本の対応のまずさからいかに曲げて伝えられてきたのか知るだろう。
 そして秦さんの意見を実行するとしたら、いやするべきなのは日本政府の役割だ。
 そのためにも安倍さんの言う主張する外交のための情報機関の設置、少なくとも(秦さんの言う英訳だけでなくて韓国語訳も使った)日本が不得意の情報戦の開始は絶対に必要だ。
 表では手を握り、裏では韓国民に正確な情報を伝える。
 それが日本政府の対韓国政策の中心となるべきであり、対中国に就いても同じ政策を取るべきだと思う。

 2012年に上記の文章を書いてもう7年が立ちましたが、現代史家の秦郁彦さんの提言を活かされぬまま。日本の反日韓国への対応は7年前と同じ韓国への抗議の繰り返し。然も左翼の文政権のおかげで韓国のGSOMIAの一方的な離脱。後は米国の韓国に対する非難に頼る他ない日本。野党から韓国への抗議だけで一歩もも進まない政府への批判も提言も有りません。
その打開策は秦郁彦さんの提言のように、自分達の主張や立場に拘る韓国政府の責任者またはその応援団向けでなく、常識の備わった韓国民への情報の提供です。
 報道によると韓国へ訪れる日本人が特に不快な思いをした人は殆ど無いそうです。
 最近の週刊新潮などによると「反日民族主義」と言う韓国批判ともとれる本が、韓国で他のノンフィクションの本を大きく引き離して9万部も売れているそうです。反日の国から日本に来た若い韓国の人が正直で親切で優しい日本人を見て政府の言うことと実際が違うと気づきだしたのかも知れません。それに気付いたのか反日の人は「反安倍」を言いだしているそうです。
 昨日のフジ系のMRサンデーでも韓国人の中で日本人に理解を示す人が増えていることを報道していました。
 然し現実は前記のように日本政府は7年前のそのまま韓国の対応に正式に抗議をするだけてお終い。韓国の政府の関係者がそれを受け入れたら自分達の将来に関わるので握り潰し、日本政府の抗議の趣旨は韓国民に伝わらぬままの繰り返し。
 安倍応援団の言論誌も韓国批判を繰り返していますが、井の中の蛙で韓国政府に届かず彼らにとって痛くも痒くもありません。
 秦さんか書かれたように日本に取って拙いところも含めて正しい情報を韓国語か英語で、また秦さんの言われてる学術的なものに加えて、百田尚樹さんのユーモアを交えた如何に日本が韓国発展のために貢献したかを書いた「今こそ韓国にあやまろう」の翻訳も韓国の人達にすんなり入ると思うのですが。
 改めて書きますが韓国政府向けでなくて、韓国人、特に将来を担う若い人達にに読んで貰えばきっと大き影響があると思うのですが。 
 費用に関しては筋論から言えば政府に言えばきっと出すと思うのですが、それが駄目なら言論誌が合同または単独、またはクラウドファンディンクで経費を出されては如何でしょうか。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ


「他人の句の拙い所は直ぐ判る」

2019-09-02 12:49:34 | 川柳
 川柳を始めて1~2年すれば表記のように人の作った句の拙いところは直ぐ判るようになります。しかしこの句が(自分の句の拙い所に気付かない)という自虐川柳だと読者に気付いて欲しいのです。と言うひねた私。

川柳くろがね吟社紹介「卒業をさせてもらえぬ処方篭」

2019-09-02 12:44:29 | 川柳
川柳くろがね8月号より
前月号鑑賞 小川 清隆 選評
「卒業をさせてもらえぬ処方篭」     坂梨 和江
 高血圧、糖尿病になると処方された薬は一生手離すことが出来ない。服薬を止めると症状が悪化するのではないかと止められない。泥沼に落ちてしまう。最近の調査では、70歳を過ぎると薬を服む必要はないと言われている。薬は毒であることもしっかり把握しておくぺし。
「新しい令和へ靴を光らせる」      松村 華葉
 子供のころ正月用に下駄を買ってもらった。正月が来るのが何よりも楽しみであった。新しい令和へ、気分を新たに靴を光らせて出直したいもの。令和に幸あれ。

「面食いの犬がわたしを寄せ付けぬ」   中村 鈴女
 「面食いの犬がわたしに害ってくる」を読み違えた。さもありなんと思ってよく見ると、害せつけぬその犬は多分目が悪いのではなかろうか。優しくてイケメンの犬が向こうから害って来る筈、あなたには。

「自分史の誤埴を今日もまた増やす」   黒川 孤遊
 誤植だらけの自分史、紙魚もいっばい付いている。人には言えない。完成された人間でない限りそれが当然だろう。その誤植に気がつけば良いがそのまま通してしまう。人間は愚に愚を重ねて生きている、それを人間という。

火花抄 参加句会報より
       池上 秀美 選
無理するな力を抜けと心太     昌子
人間を積んだ瞳が柔らかい     山彦
花粉去り窓も心も開け放つ     市子
すっきりと割り切れないで生きている  雲嶺
白黒をつけた言葉に悩む今さぎり さぎり
ハッピーな朝です手足よく動く ももこ
二ンゲンに生まれた事を由とする 蘭華
光ひく命のかぎリホタル舞う 久子
手土産にちゃっかり添える悩み事 雅彦
遠まわり逢いたい人の家がある 総子
母の日も無言のスマホそばにおく 順子
デザ1卜にゼロカロリーと言いさかす 玲子
置さ去りの箱には誰も無関心 けい子
特別な扱いうけて弱くなる ひよこ
元気なら良かったと切る電話口 キヨ子
頑固な父が可愛くなって介護され ヒサ工
あの日から平気な顔でウソをつく 修一
心まで自由になった花鉄 郁子
二千万無いけど明日の米はある 憲峰
姿見が今日の自分に喝入れる つねとし

人気ブログランキングへ

 第67回八幡東区総合文化祭川柳大会 (案内)
期日 令和元年9月29日 (日) 9時30分開場
     出句締切 11時30分 開会13時
場所 八幡西生涯学習センター折尾分館
    折尾駅東口・オリオンプラザ4F
課題と選者(各題2句)
     「コ ラム」  佐 賀 横尾 信雄 選
     「洗  う」  北九州 唐鎌 美鶴 選
     「荷  物」  北九州 青木ゆたか 選
     「おずおず」  下 関 上野 悦子 選
     「それから」  宗 像 的場 いずえ 選
     「焦  る」  太宰府 植村 克志 選
     「 駅 」   中 間 古谷 龍太郎 選
会  費 2000円(弁当および発表誌呈)
賞  市長賞・教育委員会賞・八幡東区長賞・順位賞・秀句賞
     投句者賞
欠席投句 4CmX21Cmの句箋に各1句記入
     各題2枚計14枚(無記名)
     封筒に住所・氏名(ふりかな)を明記
牧句料  1000円 9月20日 (金)必着
投句先 〒806・0014
北九州市八幡西区東川頭町7-45 栗田 修一 宛  
TEL&FAX O93・671・0821
主催 八幡東文化連盟
川柳くろがね吟社

第19回福岡県ねんりんスポーツ・文化祭
川柳交涜大会

日 時 二〇一九年十月二十日(日)九時三十分開場
会 場 ウエル戸畑
参加費 千円(発表誌・記念タオル呈)
出句締切 十一時三十分・十三時開会
十二時三十分 オープニングトーク 古谷龍太席氏
課唐と尊者・各題二句
 「ふかふか」 久留米 松永 千秋 選
 「タブー」  北九州 時津みつこ 選
 「 輪 」  春 日 栗山 芳彦 選
 「打  つ」 甘 木 市瀬主充子 選
 「たんまり」 北九州 安川  聖 選
 「平 成」  太宰府 小池一恵  選
 「 米 」  柳 川 梅暗 流青 選
賞 各題特選賞・各題準特選賞・順位賞10位迄
  実行委員会会長賞・最高齢者賞・投句賞3位迄
欠席投句 4×21cmの句箋2句計14句(無記名)
投句料 千円(発表誌呈)締切 十月十三日(日)必着
投句先 〒812-0041福岡市博多区吉塚2-18-20 萩原奈津子
主催 福岡県
後援 北九州市