「日本はシンガポールの良いところ、悪いところを学んでは」
2月14日の読売新聞と投稿欄に上田さんという高校の教師から、日本では高校生の理解力低下、その原因は誰でも入れる大学全入の風潮。シンガポールでは理解力が世界一、それは大学に入るために必死で勉強したのに違いないと趣旨の意見がでていました。
私は昔シンガポールに一年半ばかりいた経験もありネットで同国の教育事情を調べて見ました。私が居たころは小学校4年で全国共通のテストで、労働者向きとそれ以外の人向きのコースに別れると言う極端なものでした。なお中学、高校とも期毎の共通テストがあり、その結果も公表されているらしく、企業の採用条件に必ず、例えば英語、数学の一定以上の成績を入っていましたが、多分今でもそうだと思います。
現在では小学校4年で希望者に英語、数学の試験を行い成績の上位の1%の人が9つのエリート小学校に入れる。小学校6年で全国共通のテストで、成績の悪い子は落第。良い子でも成績次第で複雑な進学コースつまり自分の一生が決まる、上に進んでも期毎の厳しい試験が待っているそうです。日本の共通テストの学校別の成績無公表・小学校の差別化禁止などとは大きくちがいます。
一党独裁の社会主義国らしく、割り切って人の実力で進学コースが決まる、そして必要な投資はするが必要でないところはしない。その為に優れた人はそれなりの教育のコース、それ以外の人は労働者向きの(私のいたころは中学卒までの)コースと言う極端な割り切り方。
その結果やその他の対策でシンガポールは
・一人当たりの労働生産制は世界で5位、日本は35位。
・一人当たりの国民所得はアジアで一位で日本の1,5倍
・住みやすい都市:世界一。
一方では
・国民が感じる幸福度世界最低。
・情報の公開度も世界の最低近く。今もそうだと思いますが私がいた頃も御用新聞と国営放送だけ。
日本はシンガポールの良いところ悪いころを研究すべきだと思います。
「日本の抱える問題」
私がブログを始めたころは日本の支出はの30%が国債費と社会福祉費がしめて居ましたが、今は40%近くになっています。あとの60%で、昔の日本の売り物のODAによる外交政策、トランプさんから要望の出るかもしれない支出の2%の軍備費など全てを処理しなければならないとは大変です。
2月17日の読売では「大学無償化アピール合戦」「財源、妙案なし」のタイトルで
教育無償化の費用
・大学・大学院・短大 約3兆一千億円
・高校 約3000億円
・幼稚園・保育所・認定こども園 約7000億円
計約4兆1000億円
の数字が出ていました。
「私の提案」
西も東も判らない幼児のための・幼稚園・保育所・認定こども園の無償化は判りますし、少子化対策を考えても無駄な経費でないどころか推進すべきです。
しかし自己意識のはっきり出だした高校以上の人たちへの無償化は考えるべきと思います。
まさに高校の教師の上田さんの言われる「日本では高校生の理解力低下、その原因は誰でも入れる大学全入の風潮、シンガポールでは理解力が世界一、それは大学に入るために必死で勉強したのに違いないと」のお言葉。
そのお言葉を借りれば財政困難な日本での学費無償化の権利を得るためには学生も生徒も必死で勉強すべきです。
政府はそれを確認する手段として各段階で希望者を含む全員に全国統一テストを行い一定の成績を納めた学生、生徒に限って補助すべきです。
人が行くから俺も私も行く学生、生徒に無償の金を出した挙げ句、卒業後には学識なくても出来る単純労働にしか付けないとしたら財政赤字の日本の悲劇です。
財政事情の厳しい日本では上田さんの言われる大学全入の現状を改善するために、前記の全国統一テストで一定の成績をあげた学生の数を持つ大学しか補助金を出さないようにし、そのような大学の漸減を図ることが国にとっても学生、生徒に取っても良い方向に行くと思います。
なおシンガポールと異なる提案ですが、卒業後現実を見てこれから改めて勉強したいと思ったり、方向転換を考える学生・生徒に対する救済処置。つまり卒業後に統一テストの受験の機会を与えること。そのための夜学の高校、専門学校などに補助金をだすなど救済制度を設けることです。
国債費と社会福祉費が全体の支出の40%近くになっているのに、殆ど無制限に高校大学の無償化を唱えている政党は何を考えているのでしょうか。
この記事が書くように、全入の対策として社会保障費の大幅削減、増税、教育国債発行で問題の先送りなど問題続出。
それなのに勉強してもしなくても「公平」にばら蒔きの全入など、お手手つないで一緒にゴールインの日教組そこのけの議論をしている政党は選挙対策以外に一体何を考えているのでしょう。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
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2月14日の読売新聞と投稿欄に上田さんという高校の教師から、日本では高校生の理解力低下、その原因は誰でも入れる大学全入の風潮。シンガポールでは理解力が世界一、それは大学に入るために必死で勉強したのに違いないと趣旨の意見がでていました。
私は昔シンガポールに一年半ばかりいた経験もありネットで同国の教育事情を調べて見ました。私が居たころは小学校4年で全国共通のテストで、労働者向きとそれ以外の人向きのコースに別れると言う極端なものでした。なお中学、高校とも期毎の共通テストがあり、その結果も公表されているらしく、企業の採用条件に必ず、例えば英語、数学の一定以上の成績を入っていましたが、多分今でもそうだと思います。
現在では小学校4年で希望者に英語、数学の試験を行い成績の上位の1%の人が9つのエリート小学校に入れる。小学校6年で全国共通のテストで、成績の悪い子は落第。良い子でも成績次第で複雑な進学コースつまり自分の一生が決まる、上に進んでも期毎の厳しい試験が待っているそうです。日本の共通テストの学校別の成績無公表・小学校の差別化禁止などとは大きくちがいます。
一党独裁の社会主義国らしく、割り切って人の実力で進学コースが決まる、そして必要な投資はするが必要でないところはしない。その為に優れた人はそれなりの教育のコース、それ以外の人は労働者向きの(私のいたころは中学卒までの)コースと言う極端な割り切り方。
その結果やその他の対策でシンガポールは
・一人当たりの労働生産制は世界で5位、日本は35位。
・一人当たりの国民所得はアジアで一位で日本の1,5倍
・住みやすい都市:世界一。
一方では
・国民が感じる幸福度世界最低。
・情報の公開度も世界の最低近く。今もそうだと思いますが私がいた頃も御用新聞と国営放送だけ。
日本はシンガポールの良いところ悪いころを研究すべきだと思います。
「日本の抱える問題」
私がブログを始めたころは日本の支出はの30%が国債費と社会福祉費がしめて居ましたが、今は40%近くになっています。あとの60%で、昔の日本の売り物のODAによる外交政策、トランプさんから要望の出るかもしれない支出の2%の軍備費など全てを処理しなければならないとは大変です。
2月17日の読売では「大学無償化アピール合戦」「財源、妙案なし」のタイトルで
教育無償化の費用
・大学・大学院・短大 約3兆一千億円
・高校 約3000億円
・幼稚園・保育所・認定こども園 約7000億円
計約4兆1000億円
の数字が出ていました。
「私の提案」
西も東も判らない幼児のための・幼稚園・保育所・認定こども園の無償化は判りますし、少子化対策を考えても無駄な経費でないどころか推進すべきです。
しかし自己意識のはっきり出だした高校以上の人たちへの無償化は考えるべきと思います。
まさに高校の教師の上田さんの言われる「日本では高校生の理解力低下、その原因は誰でも入れる大学全入の風潮、シンガポールでは理解力が世界一、それは大学に入るために必死で勉強したのに違いないと」のお言葉。
そのお言葉を借りれば財政困難な日本での学費無償化の権利を得るためには学生も生徒も必死で勉強すべきです。
政府はそれを確認する手段として各段階で希望者を含む全員に全国統一テストを行い一定の成績を納めた学生、生徒に限って補助すべきです。
人が行くから俺も私も行く学生、生徒に無償の金を出した挙げ句、卒業後には学識なくても出来る単純労働にしか付けないとしたら財政赤字の日本の悲劇です。
財政事情の厳しい日本では上田さんの言われる大学全入の現状を改善するために、前記の全国統一テストで一定の成績をあげた学生の数を持つ大学しか補助金を出さないようにし、そのような大学の漸減を図ることが国にとっても学生、生徒に取っても良い方向に行くと思います。
なおシンガポールと異なる提案ですが、卒業後現実を見てこれから改めて勉強したいと思ったり、方向転換を考える学生・生徒に対する救済処置。つまり卒業後に統一テストの受験の機会を与えること。そのための夜学の高校、専門学校などに補助金をだすなど救済制度を設けることです。
国債費と社会福祉費が全体の支出の40%近くになっているのに、殆ど無制限に高校大学の無償化を唱えている政党は何を考えているのでしょうか。
この記事が書くように、全入の対策として社会保障費の大幅削減、増税、教育国債発行で問題の先送りなど問題続出。
それなのに勉強してもしなくても「公平」にばら蒔きの全入など、お手手つないで一緒にゴールインの日教組そこのけの議論をしている政党は選挙対策以外に一体何を考えているのでしょう。
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