mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

人間ドック

2008年11月09日 | 健康・病気

 先週の金曜日に人間ドックへいってきました。

 今年からメタボの診断がはじまると聞いていましたので、どんなことをするのか?と思っておりました。

 でも、それよりも、自分の体調が思わしくなく、今回は見送ろうか?などと家内にいわれてしまいました。

 先週からのどが痛むし、鼻水が止まらずで、どうやら風邪を引いたようなのですが、熱が出ていないことからなんとかドックはできると判断していたのです。

 ところが、当日は朝ご飯を食べないこともあり、元気が出ませんし、なんだか寒気がしてきたのです。

 そこで、せっかく病院にきたのだから、その場で診察をしていただいて、薬でもいただけないかと、ドッグの担当者の方に相談したのですが、「ドックが終わってから外来患者として、申込みをして貰いたい」との返事にガッカリしてしまいました。

 皆さん、ご存じのように、病院というところは、極論すれば「待ち時間半日、診察1分」という感じでとてもその気にはなれません。

 この市民病院も患者さんが減って困っているようなことを看護士さんが小生に話してくれたのですが、その原因は内科医が足りなくなったというような話でした。

 でも、この看護士さんように「毎年、人間ドックを受診していただいて有り難うございます。」などという話をされるのは、本当にめずらしいことだと思います。

 最近、産婦人科の先生が不足していて、どの病院も困っているようですが、その原因として、医療事故に対する責任問題があるという話を聞いたことがあります。

 でも、それ以上に医者になっても儲からない、という問題が横たわっているのではないでしょうか?

 長時間労働で、責任が重く、その上、安いとなれば、確かに医者に対する魅力が減ってくるのかも知れません。

 でも、医師ほど人のために役に立ち職業がほかにあるでしょうか?

 先日、国境なき医師団から寄付の要請がありましたが、彼らの行動を見ていますと、人間として本当に頭が下がりますし、彼らが活動しているアフリカの貧しい子供達の状況は言葉に言い表せないものがあります。

 先進国に生まれてきた自分の運の良さに感謝するばかりですが、日本の保険医療制度も曲がり角にきていると思います。

 しかし、国民が安心して暮らせる制度を引き続き堅持して欲しい思います。

 多少お金がかかっても良いじゃないですか!毎年、社会保障費をうんぜん(2,000?)億円減らすなんて政策はやめて貰いたいものです。

 小生もお陰で、かかりつけのお医者さんで診察と薬をいただき、こうして今日はブログを書けるまでに快復しました。

 


CO2が世界を救う

2008年11月03日 | 社会・経済

 渡辺東京大学生産技術研究所教授という方が文芸春秋にタイトルのような驚愕すべき投稿をしています。

 「地球温暖化の原因が二酸化炭素だなんて大間違いだ!」とおっしゃていますし、地球が本当に温暖化していると言うことに異論を述べています。

 でも、北極の氷やヨーロッパアルプスの氷河の後退などの様子がテレビで放映されているのを見ますと、温暖化が確実に進んでいるように見えます。

 また、日本でも、夏には35度を超える暑い日が増えるとともにスコールのような雨が降り、冬にはわが家に南国と同じような品質のミカンができるなど実感として地球が確実に温暖化していると感じてしまいます。

 ところが、先生は「温暖化は気のせいだ」とおっしゃっています。

 その理由を次のように述べています。

 日本は、現在、化石燃料を年間3億トン消費している。年じゅう石油で焚き火をしているようなものだ。・・・・東京、ニューヨーク、北京などがヒートアイランド現象で「酷暑」になるのは当然だといえよう。

 さらに、気象衛星ノアの中層(上空4~5キロ)の観測データでは、ここ30年で0.1度の上昇にとどまっており、逆に最近の1年半、07年初頭から08年夏にかけては、0.5~0.6度も気温が下がり続けている。

 などと述べられておりますが、要点は、温暖化の原因は、火山爆発による太陽光の遮断、海水温のラニーニャ現象、エルニーニョ現象、太陽の黒点増加など様々な要因があり、CO2だけを名指しして温暖化の犯人扱いすることは完璧に間違っている、と言いたかったようであります。

 むしろ、この投稿の面白いところは、CO2が増えることを歓迎すべきことと述べている点です。

 大気中に占めるCO2の平均濃度は、0.039%(390ppm)しかなく、大変、貴重な物質で光合成を通じて増えるCO2が「食料・資源問題の救世主」になるというものです。

 まぁ、こうした分野の知識が乏しいというより、苦手な小生としては理解しがたい話ですが、この先生の見解は、本当に面白いものだと思いました。

 先生の話が事実であれば、地球温暖化への取り組みに努めるという世界の動きは、誠におかしなことになるのですが、そうしたエコ活動がさらにCO2を増やしていると、皮肉っているのです。

 もしかしたら、京都議定書を批准しなかったアメリカは、この事実を知っているのではないでしょうか?

 そして、まじめな日本は、世界一のエネルギー効率で経済を動かしているのに、さらに6%の削減をすると約束してしまったのです。

 恐らく削減できないでしょうから、排出権を買ってしまうことになると思いますが、先生がいっていることが正しいとすれば、またもやお金を外国に持っていかれることになるのでしょう。

 先生の投稿内容は、環境ばかりではなく、経済、外交戦略などいろんなことを考えさせられるものですので、是非、ご一読下さい。


金融不安

2008年11月01日 | 社会・経済

 

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 わが家の白菜

 最近の話題と言えば「世界同時金融不安」とこれに伴う為替や株の乱高下でしょうか?

 金融は、経済の血液であると言われていますから、ここがおかしくなると、実体経済が不安定になる、というのは何となく解るのですが、その前にどうしてスタンダードプアーズなどの権威がある評価機関がトリプルAをつけていた欧米の金融機関がおかしくなってしまうのでしょうか?

 やはり、金融ばかりではありませんが、企業に対する評価というのは「まやかし」なのではないでしょうか?

 今になって、減損会計を見直すなどといっていますが、バブル時代に土地や株などへの融資という投機に手を出して、債権放棄をした痛みを忘れたのでしょうか?

 小生は、減損会計のような投機を前提とした会計基準には反対ですが、「ころころ」会計基準をかえるのもどうかと思います。

 これで、投資家は、PLやBSを見て企業の実体を判断できるのでしょうか?

 会計の憲法とも言える「企業会計原則」には、保守主義の原則や安全性の原則などがありますが、この点からも会計基準を変えるのはおかしな話なのです。

 何の話なのか理解できない?そうですね、簡単に言えば、企業が株式投資をしたときの例でお話ししましょう。

 ある企業が1億円で上場しているA社の株を買ったします。しばらくして、株価が上昇して1.2億円になった場合、PL上に0.2億円の利益を計上するのか、それとも、評価は1.2億円であるけれども実現していない利益(未売却)なんだから計上しない、という考え方がよいのかという問題です。

 この問題は、資産の価値を取得(購入)価格にするのか、時価にするのか、それとも取得価格と時価を比較して低い方で計上するのかという資産の計上基準の問題であると思いますので、減損会計とは別の問題ですが、考え方が似ていますので、解りやすい例として説明してみました。

 個人ですと、「あぁ、俺の儲けは2千万円なんだ!」と内心、ほくそ笑むところだと思いますが、会社の場合は、皆さんに情報として財務諸表を通じて公開し、利益が出れば、「配当」という形で還元するのです。

 小生も専門家ではありませんから、小生の見解が正しいのか解りませんが、この場合には低価法を採用して利益を計上しない、というのが正しいと思います。

 もちろん、現実に売却した場合には、利益が出ていますので、問題なく計上しなければなりません。

 さて、以上の説明は、取得価格、つまり、買った値段より評価額の方が高いから問題が解りやすいのですが、今回の株式市場の大暴落のような時は、どのように処理すべきなのでしょうか?

 低価法であれば、企業は大きな赤字を計上することになります。

 今の日本の会計基準では、そう処理することになっていると思います。

 なお、減損会計は、企業が投資した資産を製品の販売やサービスの提供を通じて何年で回収できるかという考え方に基づいています。

 そして、計画した期間に回収できない場合、資産の価値が下がっていると考え、資産を減額して損金を計上する、これが減損会計の一つです。

 もう一つは、資産の中でも、減価償却がない土地の評価に関する減損ですが、大きな設備投資を必要とする業種にとっては、恐い考え方の会計基準です。

 次に計上の時期が問題です。

 株価は、企業活動や人間活動と同じで、毎日、変わりますので、本来ですと日々、計上する必要がありますが、一般的には、決算期(3月や9月)に計上すると言うことになります。

 最近、上場企業が今回の世界経済の混乱を受けて、通期の決算見込み数値を下方修正していますが、その原因が本業の儲けの減少でそうなるのか、株などの金融取引で大損してそうなるのかイマイチよくわかりません。

 でも、地球温暖化でCO2削減の必要性がいわれていますので、化石燃料の使用量が減ると見込まれる経済の減速は、その点では良いことなのかも知れませんが、そんなことを支持する人はいませんよね。

 それに、東京大学の渡辺先生は、[CO2が世界を救う」「地球温暖化の原因が二酸化炭素だなんてお間違いだ」という驚愕すべきことを文芸春秋に書いています。

 これについて話をしますと、長くなりそうですので、次の機会に報告したいと思います。

 今日は、わが家の庭についてレポートしようと思ったのですが、話がとんでもない分野へ飛んでしまいました。

 また、話ではなく、身体が空を飛ぶ海外旅行を楽しみたいと思います。

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