mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

年末年始の海外旅行

2008年12月06日 | 旅行記

 5日の読売新聞を見ていて気になる記事が二つありました。

 麻生総理のこと?それも興味がありましたが、2面と7面に出ていた旅行の記事です。

 2面の方は、「年末年始 海外より国内?」という大きな見出しで、次のような内容の記事です。

 以下、全文を記載します。

 JTRBは4日、年末年始(12月23日~2009年1月3日)に海外に出かける旅行者が、前年度実績比で4.6%減少し、58万人になるとの見通しを発表した。60万人を割り込めば、新型肺炎(SARS)の影響を受けた3年度末以来、5年ぶりとなる。景気悪化でボーナス支給が減っていることや、国際線の燃料特別付加運賃(サーチャージ)の高止まりが響いている。平均旅費は、22万9,000円と、前年実績を5.2%上回る見通しだ。

 旅行先では、「食への安全」への不安などから、中国が23.1%と大きく落ち込む見通し。タイもバンコク空港占拠事件でキャンセルが増え、35%の大幅な減少が見込まれている。今後の情勢によって、さらに減る可能性もあるという。北米では9.5%減、欧州は4.9%減となっている。

 国内旅行は0.1%増とほぼ横ばいで、北海道、沖縄などの遠距離は敬遠しがちという。

 宿泊先にホテルなどを選ぶ人は2.7%減る一方、実家に滞在する人は5.9%増え、旅費を切りつめる傾向が強い。

 ちょっと長いですが、これが全文です。

 今年の年末年始は、久しぶりに長い休暇が続きますので、海外旅行をする絶好の機会だと思うのですが、それでも前年度どころか5年ぶりの低い水準となるのですから、よほど景気が悪いと言うことですね。

 このところのニュースといえば、株安と円高、そして、景気の悪化に伴う業績の下方修正と生産調整、倒産、派遣社員の解雇、採用内定の取り消しなど暗い話ばかりです。

 特に、自動車産業の落ち込みは世界レベルの話題になっていますが、どうして急激にこういう事態になってしまうのでしょうか?

 将来に対する悲観論が世界中の人々に伝播したのでしょうか?

 小生は、日本人の悪いところとして流行に敏感というか、一気に一定の流れの方に行ってしまう、という点があると思います。

 でも、よくよく考えてみれば、自動車ばかりではありませんが、この春あたりまでは好景気を謳歌していたはずですが・・・

 トヨタは、ビッグスリーを追い越す生産台数の伸びがあり、半期の純利益が1兆円を超えていたはずです。

 売り上げではなく、利益が1兆円ですよ!これは、もう驚きですね。

 トヨタのような経営基盤がしっかりしたところでは、銀行のような不良債権は少ないはずですから(車の代金を踏み倒す)利益イコール現金のはずで、これに減価償却などの内部留保を加えますと、膨大な現金預金がたまっているはずです。

 もちろん、借金の返済や設備投資があったでしょうから、その分は差し引かなければなりませんが・・・

 日本の企業は、欧米に比べると投資家への配分が少ないと批判されていますが、小生は、労働者への配分が少なすぎると思います。

 このところの日本の長い好景気を支えたのは、確かにものを買ってくれたアメリカの消費によるところも大きいと思いますが、労働分配率を下げてコスト削減に努めた結果ではないでしょうか?

 、資源や為替、そして、世界を暴れ回る投機資金など世界の経済が繋がっていて日本の努力だけではどうにもならないこともありますが、企業の矢継ぎ早の「生産と雇用調整」には疑問を感じてなりません。

 十分な内部留保と将来を担う技術があるはずです。

 そして、企業は誰のためにあるのか、経営者の方々にはもう一度考えて欲しいと思います。小生は「企業は企業のためにある」というか倒産しないことが目的になってしまっているように思えてならないのです。

 などと生意気なことを行ってましたら、本論の海外旅行の話が「あっちゃむいて、ほい!」になってしまいました。

 参加者が大幅に減少するという誠に残念な結果ですが、長い休暇があるのですから、小生は、もちろん海外旅行を楽しみたいと思っています。

 ところで、燃料特別付加運賃=サーチャージは、なんとかなりませんか?

 このところ原油の価格が大幅に下がってピーク時の3分の1ぐらいになっているはずですが、どうしてこう制度が残っているのでしょうか?

 これでは、お客さんが益々減ってしまいます。

 


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