新聞を読むと、円高が進んでいると報じています。
こんなに景気が悪い、つまり、日本経済は悲観的だとみんなが思っているのに、外国人から見れば、日本の円が一番安心な通貨ということのようです。
その意味では、小生の読んだ本の通りに展開しているのですが、次の時代は「黄金のジパング、日本のの時代」に本当になるのでしょうか?
そんなことを考えていましたら、ある証券会社の営業マンから毎日のようにわが家に電話がかかってきて、インドネシアへの投資信託を盛んに売り込んできました。
小生にとっては、これ以上リスクはとれないと思っているので、お断りしましたが、円高に関しては、自信を持って「操作している」と明言していました。
なぜなら、この円高は欧米の投資家が利益を出すためにやっていることだというのです。
円高にして、どのように利益を出そうとしているのかわかりませんが、ドルで儲けようとしている欧米人にとっては、安いときに仕入れた円を円高の時に売って、ドルを手に入れれば大儲けができます。
例えば、1ドル90円で円を仕入れて、85円で売れば1.06ドルを手に入れることができます。
アメリカ経済の指標が見込みより悪いとか、中国の経済がどうだとか、変な理屈をつけて円高に持っていきながら短期間に大量の売買を繰り返せば「あぶく銭」のように儲かるはずです。
まぁ、それが円高の真実の原因なのか小生にはわかりませんが・・・
ところで、円高と並んでいまの話題といえば、お盆ですが、皆さんはどのように過ごしていますか。
お盆は、Wikipediaによれば、「仏教用語の「盂蘭盆(うらぼん)」の省略形として「盆」(一般にお盆と呼ばれる。」と説明しています。
また、「本来は霊に対する供物を置く容器を意味するため、供物を供え祀られる精霊の呼称となり、盂蘭盆と混同されて習合したという説もある。」ともいっています。
今ではあまり使わなくなってしまったかもしれませんが、飲み物や食べ物を運ぶ「お盆」と同じ意味だったのですね。
いつごろからお盆という行事が始まったのか明確な起源はわかっていないが、1年に2度、初春と初秋の満月の日に祖先の霊が子孫の元を訪れて交流する行事があり、初春のものが祖霊の年神として神格を強調されて正月の祭となり、初秋のものが盂蘭盆と習合して仏教の行事として行なわれるようになった、といわれているそうです。
お盆の日付ですが、伝統的には旧暦の7月15日に行なわれたようですが、次第に新暦の8月15日(月遅れの盆)が全国的に主流になっています。(沖縄県では今でも旧暦による盆が主流だそうです。)
そして、お盆にどんなことをするのかといいますと、次のような風習があるそうです。
釜蓋朔日(かまぶたついたち)、七夕・棚幡、迎え火、送り火(灯籠流し)、盆踊り、初盆・新盆(しんぼん、にいぼん、あらぼん)などだそうですが、これ以外にお盆の行事として営まれている「施餓鬼」があります。
13日夕刻の野火を迎え火(むかえび)と呼ぶそうで、以降、精霊棚の故人へいろいろなお供え物をしています。(なす、きょうりなどですが、最近はお寺への持ち込みが禁止になってしまいました・・・ゴミ掃除が大変のようです)
そして、16日の野火を送り火(おくりび)と呼ぶそうで、京都の五山送り火が有名だそうです。
なお、故人を送る期間は、16日から24日まであるようです。
小生の家では、七夕はやりませんが、13日に父母などの故人を迎えて16日に送っています。
そして、施餓鬼が17日になっています。
施餓鬼は、字面のごとく「餓鬼に施す」という意味だそうです。
でも、実際には食べることで(つまり他の命を奪うことで)自己の命を繋いでいる自分の罪深さ、あるいは食べ物に対する感謝の念を自覚するための供養だそうです。だから、「いただくます」「ごちそうさま」という日常的な言葉の中にも、この言葉が生きているのだろう、と言われています。
ところで、先ほど、姉から電話がありましたが、15日に兄弟全員がわが家に集まって「昼飯」を食べながら世間話をすることになっています。
私たち兄弟も、いつあの世から迎えが来るかわかりませんが、配偶者、子ども、孫たちに恵まれて、全員元気で人生を楽しんでいます。
故人を偲んで、施餓鬼の心を念じながらお盆を過ごしたいものです。
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