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mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

パリから行く小さな旅<あこがれのモンサンミッシェルの続き>

2017年11月15日 | 旅行記
 今日は2004年7月19日に訪問したモンサンミッシェルの事件の続きをお伝えします。

 次の第2の事件ですが、これは、「ずぶぬれ事件」とでも言ったらよいのかも知れません。
 トイレ事件の後、モンサンミッシェルの中を見学しよう!ということになり、修道院に通じる上り坂の狭い通路を歩き始めました。
 通路の両側には、みやげ物屋や、レストランなどが並んでいるのですが、途中でツアー仲間のTさんご夫婦に出会いました。

<上り坂の通路(翌日撮影したもの)>


 翌日、もう一度ここに来ることになっていましたので、そろそろ帰ろうとご夫婦と別れて通路を歩きだしたら、今度は添乗員のKさんと、さらにNさんご夫婦ともバッタリ出会ったのです。
 そして、皆さんと別れてモンサンミッシェルの夜景を楽しみながらホテルに帰ろうとしたら、なんと!雨が降ってきたのです。
 小雨でしたので、しばらく待てば止むと思い、皆さんと一緒にゆっくりした歩調でモンサンミッシェルの正面にある石造りの壁のようなところの軒先に雨宿りを決め込んだのでした。
 ところが、雨脚は強くなるばかりで、そのうち土砂降りになってきました。

 この壁のような建築物は、浅いコの字の形で、正面が高い壁になっていて、その上に僅かに「ひさし」のような出っ張りがあるという感じです。
 その壁に7~8人が蟹の横這いのようにへばりついている様子は、第3者が見たらさぞ滑稽であろうなどと、つまらないことを考えていた小生でした。
 幸い、小生のところは、建築物の角でしたから比較的雨を避けられましたが、正面の女性軍のところは、小さなひさしの上にたまった雨が滝のように流れ落ちてきて、ずぶ濡れになることは確実でした。
 また、足元もあっという間に大きな水たまりができてしまいました。
 やむなく、女性軍は小生の左側に避難したのですが、誰も傘を持っていないことから心細い限りでした。

 幸い、添乗員のKさんが携帯電話を持っていて、ホテルからタクシーを呼んでもらうことになりましたが、到着するまで20~30分かかるということでしたので、その間、激しい雨を避けたいところです。
 壁の周辺を見ていますと、右側にあるドアから人が飛び出してきますが、小生は「ここは何だろうか?」と思っていました。
 従業員の通路、という説明があったように記憶しているのですが、Kさんが出てくる人に何か聞いていて、私たちもそこに移動することにしました。

 その中には、壁と屋根がある部屋のようになっており、右奥にドアがありました。
 そこからガヤガヤする声が聞こえましたので、「従業員が宴会でもしているのかな?(発想が貧弱ですね!)」と小生は思いました。
 皆さんは静かにタクシーを待っていましたが、待つ時間は長く感じるもので、ここでまたもや小生は好奇心が抑えきれず、奥のドアに入ってしまいました。
 そこは宴会場ではなく、大雨に行き場を失った観光客が大勢集まっていたのです。
 そこには屋根がありましたが、もしかしら通路の一部なのかもしれません。

 この時、小生は遠方に二人の日本人が見えていました。そして、この二人は「先ほど分かれたTさんご夫妻ではないか?」と思ったのです。
 そこで、小生はずぶ濡れになりながら二人のところに走ったのですが、別人だったのです。

 そうこうしているうちに、ようやくタクシーが到着しましたが、一台しか呼べなかったものですから、まず、体重が軽い人が乗り込み、重い小生などはホテルから戻ってくるまで待つことになりました。
 待っているうちに雨がやみ、ライトアップしたモンサンミッシェルを見ることができました。

<ライトアップしたモンサンミッシェル>


 以上、カニの横這いみたいに横一列なりながら雨を避けたという話と、ずぶ濡れになったのは、小生だけだっとという誠につまらない事件の話であります。
 でも、Tさん、Kさんご夫婦も雨の中を帰ったそうですから、ずぶ濡れになった方が小生以外に4人いたことになります。


 <以上で本日のブログ記事は終了です。次回は、翌日(7月20日)のモンサンミッシェル観光です。ではまたお会いしましょう。>