8月21日の記事でスロバキアの世界遺産について簡単に触れました。
その内容は、ワールド航空サービス社さんのパンフによるものですが、どうも雰囲気が良く伝わってきません。
ワールドさんのパンフには6つの世界遺産が紹介されていましたが、他に参考になるものをネットで探しました。
その中で「これは、いいな!」と思ったのが、在スロバキア日本国大使館のホームページでした。
中でも、ワールドさんのパンフでは簡単すぎて良くわからなかったヴルコリニェツ村のことが少し理解できた!と思ったのです。ところが、もっと良い参考書が見つかりました。
本の名は前にもお伝えしたことがあります。「世界遺産一度は行きたい100選ヨーロッパ(JTBパブリッシング・小林克己氏)」です。
その内容は次のようです。
「ヴルコリニェツは、スロバキア中部のニーズキー・タトリ山地にひっそりとたたずむ、中世のままの山村である。ヴルコとはスロバキア語でオオカミのことで、その名の通り、元々はオオカミ狩りの猟師の村であった。ここに、伝統的な工法による木造の民家45棟が現存していることで、世界遺産に登録されている。
最寄りのバス停からは急な坂道を延々と歩く。村のメインストリートも急な坂になっており、その両側に白、ベージュ、薄緑、クリーム色の壁の家が並んでいる。家々は石を積み上げた土台の上に丸太を校倉造りのように組み合わせるという建築法で、屋根は薄い木に板で葺き、土台や窓枠は赤く塗られている。
村の中心には、1875年に作られた白い聖母教会があり、教会の建物より古い1770年建造の鐘楼がある。通りの端を流れる水路では、野菜を洗う住民・・・」
となっていますが、この文章から推測しますと、45棟の伝統的建築物とオオカミ狩りが見所となっているようですが、今もオオカミ狩りなどやっているのでしょうか?それより、、スロバキアの山村の静かな暮らしがあると思うのですが・・・
次に、大使館のホームページでは、次のように述べています。
「ヴルコリーニェツは中央スロバキアのヴェリカー・ファトラ山脈に位置する小さな山村で、18世紀に建てられた木造民家が45軒以上保存されています。1770年に完成した木造の鐘楼、1875年に建てられた聖母教会、1880年に完成した井戸等が見所となっています。」
ほとんどの記述が同じ内容ですが、肝心な世界遺産登録の原動力となった木造建物群が45棟ピッタリなのか、45軒以上なのかがはっきりしません。
そんなことより、写真でもないのか?と思うでしょうね。
NHKの世界遺産のページで探してみます。
でも、残念ながら、NHKには写真がありませんでした。帰国したら、小生が撮影した写真を「いや!」というほど掲載したいものです。