mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

中欧ロマン紀行:ハンガリー2

2008年05月06日 | 旅行記

 ハンガリーの首都は何処でしょうか?などと言いますと、皆さんから「何をとぼけたこと言っているのか!」とおしかりを頂戴しそうですね。

 もちろん、答は、ブタペストですね。中欧ロマン紀行では、ここが最初の訪問地で、夜遅く到着したのですが、現地の添乗員さんの案内で真珠のように輝くブタペストの夜景を楽しんでしまいました。

 思わず、「真珠」と言ってしまいましたが、ブタペストのことを「ドナウの真珠」というそうです。

 それに対する小生の感想ですか?感激の連続でしたね。静かなたたずまいの中に光り輝く「ダイヤ」と言いたいところですね。特に「クサリ橋」の夜景の美しさは、印象的でした。

 12月から1月にかけての中欧では、気温が-20度くらいになるから寒さ対策(ロシア人が使うような厚手のコートや帽子など)をしっかりしなさいというアドバイスがありましたが、そんなことを忘れさせてくれる美しい光景でした。

 ところで、ブタペストに着いた時から頭の中を冗談がよぎりました。それは、ブタペストを二文字に分ける単純な発想ですが・・・ブタペストとは「豚がペスト」にかかったのではないか、という実にくだらない連想であります。ところが、現地ガイドの女性が流暢な日本語で、同じことを説明するので、大笑いをしてしまいました。

 そして、この冗談が半分あっているのは、ドナウ川を東西に挟んで「ブタ」地区と「ペスト」地区に分かれていることなのです。

 東岸であるペスト地区には、国会議事堂、国立歌劇場、リスト博物館、英雄広場などがあり、現在、首都中心部としての役割を果たしているようです。

 また、西岸のブタ地区には、ブタ城、漁夫の砦などがあり、栄光の時代を今に伝えるものが数多くあります。

 ハンガリー人は、自らをマジャール人と呼びますが、マジャール人は、ウラル山脈中南部の遊牧民だそうで、どうも、元々は西欧人のような固定化した生活をしていなかったそうです。

 固定化?なんと言ったらよいのか?遊牧ですから、いつも移動して生活していたのでしょうし、そこには、他民族との多くの戦いもあったと思います。

 その遊牧生活から「さよなら」して、ハンガーの地に落ち着いたのが今から1,000年くらい前のことなのですね。

 ハンガリー語は、独特の語法があるとされていますが、それが、まるで、日本語の使い方のようなのです。

 例えば、名前は姓、名の順で書き、敬称は名前の後、文法で名詞の後に助詞の「て・に・を・は」を付けるところなどだそうです。

 今日は、ハンガリーのブタペストからお伝えしました。と言いたいですね。