(2012.02.18訪問)
十二年振りに宇治平等院にやってまいりました。なんとマアきれいに!
天気晴朗ならまさに極楽浄土なのでは、てな感じ。ただただ唖然!
古寺を散策するイメージはどこかへ行ってしまいました。
古都京都の文化財として1994年ユネスコ世界文化遺産に登録。
▼宇治橋から、この日のお天気。
[ 平等院 ]
●山号 朝日山(あさひさん)
●寺号 平等院 (びょうどういん)
●宗派 単立
●開基 藤原 頼通
●開山 明尊上人
●創建 天喜元年(1053年)
●本尊 阿弥陀如来坐像(国宝)
▼参道を通り表門広場に平等院石標。
▼表門広場。
▼表門。
▼入った左手に観音堂(重文)。その横になんと立派な藤棚、シーズンはさぞや。
昨年から冬期拝観は中止らしいです。
本尊 十一面観音菩薩立像(重文)、像高167.2cm、平安時代。
この日の鳳凰堂です。
▼鳳凰堂(国宝)。
天喜元年(1053年)建立。中堂入母屋造、左右の翼廊切妻造、中堂後ろに尾廊。
いつも思うことですが、往時の寺社建造物設計者の頭の中や設計思想、デザイン能力、それを具現化するプ
ロデュース能力、一体どういう人がこれだけのものを造り得たのか、会ってみたいと思うのはボクだけでは
ないでしょう。
本尊 阿弥陀如来坐像(国宝)。(平等院HPから借用)
像高278.8cm、檜材寄木作り、漆箔。天喜元年(1053年)。仏師定朝
定朝さんの唯一の作例といい、以後阿弥陀さんの造像サンプルといわれているそうですヨ。
▼浄土庭園、洲浜と阿字池。青空が見えてきました。
▼鐘楼。架かっている梵鐘はレプリカ。
本物は国宝、今は鳳翔館で見れます。鐘身に刻されている文様や飛天など見事です。
▼鳳翔館。
平等院ミュージアム。2001年3月1日オープン。前回訪ねたときは鋭意工事中だったようで。
雲中供養菩薩26体は圧巻!
鳳凰堂とミュージアム、この見事なミス(?)マッチ。隣同士に並んでいます。
▼南門。
▼塔頭最勝院山門。
▼最勝院本堂不動堂。
本尊 不動明王立像。像高144.5cm、木造。
▼最勝院境内に源頼政墓と由緒。
▼最勝院境内の春日型灯籠。
▼塔頭浄土院阿弥陀堂。
▼浄土院本尊阿弥陀如来坐像。
像高89.0cm、木造。像形や印相など鳳凰堂本尊によく似ています。
▼浄土院境内の羅漢堂。
このお堂も昨年から冬期拝観は中止らしいです。
▼もう一枚、阿字池に映る鳳凰堂。そうそう鳳凰堂入堂にも拝観料が必要です。
平等院へは、春分、秋分の日(だったと思います)の日の出前に来るのがベスト。
宇治川対岸の朝日山からのご来光が、鳳凰堂阿字池に反射し、徐々に中堂の本尊のお顔を照らす、この一瞬
が平等院の醍醐味だそうです。が拝観時間が決まっているので今は無理みたい。
宇治橋三の間から上流を見ていたら、旧橋桁にこんな鳥が。
それでは、これから日野の里へ。法界寺に向かいます。
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