(2019.02.23訪問)
今日は我が大大阪の南、河内長野市にやって参りました。この町は観心寺や金剛寺で著名な町ですが、忘れてはならないのは羅漢石
仏で有名なお寺が在るんです。近年急激に都市化して来た河内長野市美加の台にある興禅寺という曹洞宗のお寺です。蓮池の周囲に
約50体の羅漢さんがズラリと並ぶ景観は半端じゃないそう、早速行ってみましょう。
▼一応山門と見ておきましょう。
[ 興禅寺 ]
●山号 八幡山(はちまんざん)
●寺号 興禅寺(こうぜんじ)
●宗派 曹洞宗 (そうとうしゅう)
●開創 伝神護景雲元年 (767年)
●開基 伝行基(ぎょうき)
●本尊 阿弥陀如来坐像 (あみだにょらい)
▲大阪府河内長野市美加の台1丁目25-1 TEL 0721-64-0466
▲拝観 境内自由
▲南海高野線「美加の台駅」バス南海バスで美加の台団地線「美加の台口」バス停下車 徒歩15分
▼山門脇に建つ興禅寺略縁起。
興禅寺縁起
神護景雲元年(767年)行基により創建され、古稱陀洛山 神宮寺または大乗院と称し、上宮神(現在の赤坂上之山神社を鎮守社として
創建元禄12年(1699年)曹洞宗に改宗、伽藍を禅宗様式に改変した。
▼庫裡山門。
▼山門前を通過して行くと蓮池が冬の表情。
境内には蓮池があって千数百年前からの白い蓮の花「白蓮華」が咲き誇るそうです。
▼蓮池を取り囲むように羅漢さんが並んでいます。もちろん同じ人はいません、一人一人お顔が違います。
▼表情仕草や法衣も個性的です。
▼一段高いところに慈母観音さん。
▼龍に乗る観音さん。この彫が凄すぎるほど凄いです。
衣の裾の表現など石像とは思えない動きを感じます。
▼庫裡を訪ねたんですが残念お留守、よってご朱印またまたナシ。
▼本堂は銅板葺き、両サイドの丸窓が印象的な本堂です。が中を窺うことで来ません。
▼真新しい扁額は寺号が書かれています。
▼本堂本尊阿弥陀如来坐像 (重文)。(本尊写真はネットからもらってきました)
▼本尊説明石碑。これを建てるのならせめてお堂開扉ぐらいはして欲しいもんです。
▼境内の一部。
▼ユニークな宝蔵。
▼石仏が並んでいます。
▼鎮守社の赤坂上之山神社への石段。
▼赤坂上之山神社の本殿。
▼境内高台から河内長野市街の景観を眺めつつ興禅寺オシマイ。
小さなお寺でしたが、羅漢さんで著名なお寺だけに、池の周囲に整然と並ぶ羅漢さんには一種の感動を覚えます。勿論それぞれにお
名前が書かれていますが、初めて聞くお名前ばかりで覚えるのは少々無理、表情仕草などよくこれだけ多くの羅漢さんを彫ったもん
だと仏師にエールをおくりつつ興禅寺を辞しました。
確かにすごい彫りです。
とても美しいですね✨
こんなところに置いていては危ないのでは、と心配します💦
どなたが彫られたのでしょうね。
感動ものです。
どんな世界でも名人ともなると、素材選ばずですネ。
石像とは思えない、柔らかく、しなやか。
これほど動きが自然な石像は、初めてです。
もうチョット、色んなアングルで撮っときゃよかったと、
反省してます。