(2016.03.26訪問)
友人の京都通から常寂光寺の本堂の解体修復工事が終わり「本堂がきれいになったぞ」の一報。で、嵐山嵯峨野を訪ねたんです。が、
外はほぼ完成も中は絶賛工事中、もちろん近寄れません。期待はガックリに。よって今日の常寂光寺はサラッと巡りです。お寺に電話
すりゃ済むことなのにネ。
友人には「メッ!」 「すまん」でオシマイ。
▼天龍寺からいつものお地蔵ちゃんにご挨拶、今から常寂光寺へ行ってまいります。
[ 常寂光寺 ]
●山号 小倉山(おぐらさん)
●寺号 常寂光寺(じょうじゃっこうじ)
●宗派 日蓮宗(にちれんしゅう)
●開山 日上人(にっしんしょうにん)
●開創 慶長元年(1596年)
●本尊 十界大曼荼羅
▲拝観 400円 朱印 300円
▲時間 9:00~17:00
▲京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3 電話075-861-0435
▲http://www.jojakko-ji.or.jp
▲京福電鉄嵐山線「嵐山駅」下車 徒歩20分
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車徒歩15分
▼竹林もきれいに整理整頓、新しい周回散策路も出来てますヨ。
常寂光寺縁起 (KYOTOdesignHPから抄出)
慶長元年(1596年)、本国寺十六世究意院日上人によって開創しました。多宝塔は元和六年(1620年)の建立で並尊閣といい、前面に
霊元天皇の勅額を揚げています。本堂は伏見城の建物の一部を移転修造したものといわれています。仁王門はもと本国寺客殿の南門を
移転、妙見堂は能勢妙見を分祀し歌仙祠には藤原定家、家隆、徳川家康の木像を安置しています。
▼竹林を通り小倉池を横目に見て、間もなく山門に到着。
▼参道を行くとスグ仁王門が。
もと本圀寺客殿の南門として建立されたものを、元和二年(1616年)に移築、仁王門とし境内で最古の建物だそうです。
▼珍しい茅葺きです。
▼力士阿形仁王さん。
仁王さんガードのガラスがなくなり金網だけに変わったようで、なんとか撮れましたが苦労しましたワ。
▼力士吽形仁王さん。
▼前方の参道石段を上った所に本堂が建ってるはずです。
▼参道石段、オッ本堂屋根が見えますネ。
▼二年前の写真です。修復のための基礎工事中。本堂はすっかり姿なし。
前回のブログです。http://blog.goo.ne.jp/mrslim2/d/20140909
▼今日の一番の目的本堂。ですがブルーシートが所々見えます。イヤな予感。
建物の修復再建はほぼ完成らしいのですが、目下堂内の設えの完成を目指して鋭意作業中とのことでした。
▼気を取り直して本堂裏の庭園へ、ここもペケ、入れませんでした。
▼池に青空を映して。
▼第二世通明院日韶上人の代に小早川秀秋の助力を得て、桃山城客殿を移築して本堂としたもので慶長年間の建立。
▼チョット仁王門まで戻り、末吉坂の苔を見ながら庫裏へ向かいます。
▼緑が映えるのはもう少し、キレイな絨毯になるんでしょうネ。
▼庫裏です。
▼庫裏前の鐘楼。寛永十八年 (1642年) 第四世、光照院日選上人建立。
▼南方向の境内。突き当たりを右に……、
▼上り参道を行くと藤原定家を祀る歌仙祠という小さなお堂。
▼なおも上って行くとウエストキュ、姿形麗しの重文多宝塔が。
方三間、重層、宝形造、檜皮葺、総高約12m。元和六年(1620年)建立。
▼円周に沿う組物の美。
▼開山堂です。
▼境内から東の見晴らし。左奥ひと際高いのが比叡山、手前は嵯峨野の町々。
▼枝垂桜が一本、咲きかけです。
▼御朱印です。末吉坂の苔に置いて撮りました。
このお寺は他の日蓮宗寺院に比べてその印象が全く違います。小倉山麓という立地的な因もあり建物が散立、日蓮宗独特の強面印象が
なく、境内を睥睨する日蓮さんもいない。仁王門の茅葺屋根、多宝塔の檜皮葺屋根など柔らかで優雅、そして閑かな一見近代的山寺。
そんな印象のお寺です。この時季だけかもしれませんが。
▼春まだ遠い今日の渡月橋と嵐山。
やや消化不良の嵯峨野の一日でした。オ シ マ イ
↓ ポチッと押していただければたいへん嬉しいのですが。
神社・お寺巡り ブログランキングへ
福島の春ももう少しです。
無農薬野菜を使った料理のレシピを公開して、売り上げの一部を震災復興のために寄付しています。微力ですが頑張ってます。
福島県の下郷陽平町祭委員会をこれからももっと盛り上げていきますのでよろしくお願いいたします。
現地でのご苦労、頭が下がります。
遠く離れた大阪からは、おいしそうなお弁当、写真でしか味わえません。
そして言葉の応援しか出来ませんが、どうぞ味で郷土を盛り上げて下さい。
応援しています。