裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

世界のつくり/生命編・2

2023年10月02日 18時30分20秒 | 世界のつくり

2・生命の定義、って

カガクシャは神さまのエージェント(でなくば完全対立意見者)なので、論理という魔法の杖を振って、無味荒涼の地球環境から生命体を構築しなきゃならない。
それを、ここでは小生が試みる。
その前に、そもそも「生命体とは?」という定義を決めておく必要がある。
よく言われるのが、要素を煮詰めきった三つの条件で、すなわち
1・閉じた系である(細胞膜などに覆われて、外界から独立してる)
2・新陳代謝ができる(自分のからだを自分で維持管理できる)
3・自己複製ができる(自分とそっくりな形状の子孫を残せる)
というやつだ。
1の「閉じた系」は、自分の実体に皮膚という結界をめぐらせて、他人や水や風景などと同化させない、ってことなわけで、個体としての基本単位をひとまず保証するもの。
2の新陳代謝は、養分を能動的に摂取して主体的にエネルギーをつくり、生命活動のために消費する、みたいな意味で、要するに「自律的に生きてる証拠」と解釈すればいい。
上のふたつは、科学的にもわりと納得のいくプロセスの説明がつきそうだ。
最大の難関が、3の自己複製問題であることは間違いない。
自分のパーツをひとつひとつコピーして全体をそっくりに組み立てる作業はさほど難しくなくても、そんなパーツを総合させた複製体にも「複製体自身を複製させ、その複製体の複製にも複製をつくらせるように命じる機能」を盛り込む必要がある。
いやはやこう考えると、生命体の複雑さって、第一の条件からしてとんでもないものだ。

つづく

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 世界のつくり/生命編・1 | トップ |  世界のつくり/生命編・3 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

世界のつくり」カテゴリの最新記事