今やクリスマス・イルミネーションはホームイルミネーションの時代。子供達のいる家庭などでは、玄関先やベランダが夜になると七色に輝き始めるところも多い。大企業や地公体、ディべロッパーなどが行う飾りとは比べようもないのが殆んどであるが、中にはそれらを凌駕するものまで出現してきた。これは、我が街に例年現われる豪快版のホームイルミネーションである。「どなたでも、どうぞお入りになって楽しんで下さい」とご主人は呼びかけている。
【写真上】今年のイルミネーションはこの通りである。実はこのイルミネーションは、未だ成長過程にある。まだまだ姿が変わり続けています。
【写真中】イルミネーションの玄関口です。ここから入って行くとどんな世界が待っているのだろう。一度行ってみられては・・・!!
【写真下】一つ一つの部分も素晴らしい。近郷近在からあまたの人々がこの造形を見ようと押しかけてきている。この高い光のタワーを見ると感嘆してしまうようである。
歳末、広島菜の漬け込みは最盛期
広島市安佐南区川内地区は広島菜の特産地だ。アブラナ科の野菜であるが、広島では漬物に加工される。広島菜漬である。信州の野沢菜漬、九州の高菜漬と共に三大菜漬の一つとされるが、ナショナルブランドとしての評価をもらっているとは言い難い。今ひとつローカルな漬物だが、広島では漬物といえばこれだ。休日の昼前に川内地区を散策して、広島菜の畑と広島菜の加工場を見てきた。(12月17日(日))
【写真上】見事に育った広島菜。一抱えはある大きさで、このボリューム感が好きである。
【写真中】広大な畑一面に植えられた広島菜。広島菜漬の最大の需要期は歳末。この畑ももう直ぐ採り入れされ、菜は漬物工場送りになる筈だ。
【写真下】川内にあるJA広島市の広島菜漬センター。広島菜が大量に運び込まれ、樽の中へ漬け込まれていた。
初冬の街を鮮やかに彩る七色の紅葉
この時節、街の街路樹や公園の植え込みで一際色鮮やかなのがタイワンフウである。江戸時代に中国から日本にやってきた外来植物で、爾来日本の街々を彩ってきている。だが今は同類のアメリカフウ(モミジバフウ)に押され気味とのこと。それでも広島の街ではまだまだ数多くのタイワンフウの樹を見掛ける。カエデのようであるが実は全く別種で、マンサク科フウ属の植物とのこと。季節が進むに連れて、紅葉が七色に変化するのも魅力だ。
【写真上・中】広島の裁判所の敷地内にあるタイワンフウの樹。裁判所のホームページにも名物の樹として紹介されている。背が高く、なかなか立派だ。無機質な官庁街にあって、心和む景観を提供してくれている。
【写真下】こちらはひろしま美術館の横の国道54号線の歩道を彩るタイワンフウである。歩道に立てば紅や黄、橙など七色の色合いが楽しめる。紅葉の期間は長いので、まだまだ暫くの間、楽しめそうだ。