今年5月に本ブログで紹介した広島市城南通りのセンダンの花。それから半年の月日が経ち今そのセンダンの樹には、たわわに果実が稔っている。一説によるとセンダンとは「千珠(せんたま)」の意とか。その果実を見てみれば、「なるほど」と頷ける姿だ。
【写真上】センダンの果実。大きな樹の枝に鈴なり状態だ。
センダンの果実は生薬としては、ひび、あかぎれ、しもやけに効くといわれ、煎じれば整腸、鎮痛に効があるという。薬ということは、素人には毒といういうことであろう。鳥などの小動物にもそうなのであろう。だからこそ、この時期になってもこれだけの量の果実が残っているのだろう。
***日光さんからお教え戴きました。今はこんなにたわわに稔っているセンダンの実ですが、実が熟した頃か、あるいは食べ物の不足する時期の2月から3月にかけてヒヨドリが群れで来て、一本ずづ順に食べ尽くしていくそうです。そのヒヨドリの甲高い声、賑やかさも見ものとのことです。次のステップを見るのが楽しみになってきました。日光さん、有難うございました。
【写真下】広島市・城南通りのセンダンの並木