徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

空気

2010-01-10 01:53:55 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
小野伸二選手(ブンデスリーガ VfLボーフム) 完全移籍にて加入内定のお知らせ
<清水エスパルスに移籍することができて、すごく嬉しいです。一つでも多くのタイトルを獲得できるように全力で頑張ります。応援よろしくお願いします。>(清水エスパルス公式 1月9日付

清水番のスポーツライターの大場さんが運営している「Sの極み」のオフ企画で読者が投稿した<2009年シーズンのたられば>が掲載されている。読めば読むほど去年のシーズンは運がなかったとしか思えない。シーズン回顧するにも、実に虚しいのである。
運というのはただ待っていれば葱を抱えた鴨が飛んで来てくれるわけではなく、それはそれで、やはり自分から掴みにいかなきゃならない。
伸二の清水加入が公式に発表された。
1998年の駒場で<伸二をありがとう>という屈辱的な弾幕を目にしてから12年(ちなみにそのゲームは言うまでもなく爆勝だったのだから悪いことはできないものである)。
清水の小野伸二がようやく日本平で観られるわけである。間もなく始まる龍勇さんのシゴキを乗り越えられれば。

伸二に期待したいことはいくつもある。プレーはもちろん、何よりも彼が生み出すであろう空気だ。健太が監督就任当時から言っていたように<清水が優勝してもおかしくない>という空気作りはそれなりに出来上がりつつある。オカをはじめとしてピースは揃いつつある。しかし2009年は運がなかった。あれはどう考えても空気に負けてしまったとしか思えない。
僕らの生きている世間って奴は自分を後押ししてくれる空気と同じぐらい悪意に満ちた空気で充満している。それをコントロールし、空気を作り出すということは結局は自分との戦いでしかない。
伸二が加入することで、2010年はまた空気が変わることを期待したい。
今の清水に必要なものの答えは彼のキャリアの中にある。小野伸二というスターがいればそれだけでチームに運が転がり込むってわけじゃない。それを掴み取り、自分で自分たちの空気を作り出すのは、やはり、離脱することなくこのチームでタイトルを獲ることを願っている若いプレーヤーたちの仕事である。

まあ、個人的に去年のMVPだった岩下が早期復帰して、新加入のボスナーがフィットしなきゃ話にならんが。

今年も23日の必勝祈願からスタート。
ホントは「時は来た!」とか言いたい気分。


生で

2010-01-09 02:22:12 | Music
M-ON<ASAHI SUPER DRY The LIVE M THEATRE BROOK>。録画していたものを観たらちょうど最後の「まばたき」の直前、<ここに来ている人間は全員共犯、有罪>のMCのあたりで録画が切れていた(もちろん放送では完全中継した模様)。
とはいえ当日ブログにも書いたけど「One Fine Morning」でショウとしては完全燃焼していると思うので、アンコールはまあいいか……もちろん早期の再放送希望でありますが。やっぱり生理的最高~水蒸気の向かう方~ありったけの愛~メンバー紹介~one fine Morningの展開は最高。

ん、でもやっぱり生で観た方が100000000000倍はいいですよ。

ソロデビュー

2010-01-08 10:13:39 | 素日記
木曜。
御茶ノ水駅前のスカイルーム太陽。昨年秋に自由国民社を退社して<56歳のソロ・デビュー>を果たした大越さんと音楽出版社のSさんの新年会に顔を出す。大越さん、逗子でのんびりしてるかと思ったら12月はプライベートでかなり忙しかったらしい。
腐ってる暇なんてないじゃん、てな感じ。

こっちもそろそろ動き出さないとなァ……。

それにしてもスカイルーム太陽ってホントに隠れ家みたいな店だったな。

ありのままのボクを受け入れて2

2010-01-07 11:59:23 | News
<年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で、一部の入所者が就労活動のため都から支給された現金を酒代やたばこ代に使い、施設内で禁止された飲酒などの問題行動を取っていたことが6日、分かった。都はすでに泥酔状態となった男性1人を退所処分にしたほか、悪質な入所者には退所時に支給額と領収書の差額の返金を求める方針。>(産経新聞 1月7日付)

<返金を求める>という都や政府は一体彼らの何をケアしたのか? 何をケアしているつもりなのか?
カプセルホテルに収容して金を与えるだけで彼らが自力で何とかなるとでも思っていたのか?
酒を飲まずにはいられない、煙草を呑まずにはいられない彼らの内面と対話ができていたのか?
というか、都職員の誰がマスコミに愚痴を漏らしたのか知らないが、管理者と同じ目線で社会的弱者を批判気味に報道するマスコミって何なんだ?
<飲まなきゃやってらんねェ>という余裕のない人間は一部に確実にいるんだ。
そういう一部の人間すら受け容れられない社会の<救済>なんてアリバイ事業にしか思えない。

酔っ払いが始末に負えないのは理解できる。年末年始、オレも毎朝後悔した。
確かに彼らが<ありのままのボクを受け入れて>って言ったらムカつくと思いますけどね。だから<返金を求める>前に対話しようよと思う。

ありのままのボクを受け入れて

2010-01-07 11:33:21 | Documentary
ありのままのボクを受け入れて~父との対話~
原題: Let’s be Together
制作: Bastard Film / Team Productions(デンマーク) 2009年
<デンマークに住む14歳の少年ハイロンは女の子の洋服やハイヒールやお化粧、ネイルに夢中。15歳の誕生日を前に、ブラジルで暮らす実の父親に会いに行く。予想していなかった息子の姿に戸惑う父親マルセロ。そんな父と息子の心の軌跡を追い、思春期の少年とその家族がそれぞれにお互いを理解し、受け入れようとする姿を描く。>(BS世界のドキュメンタリー

ドキュメンタリーの域を超えたラストシーンのカメラ、音楽が実に美しい。
もちろんhappy endingではなくて未来に不安を抱えつつ、今を認め、今を生きるHappy Sadな世界。
<真実は自分の内面にある。それをさらけ出す必要はない>
という父親の言葉はシンプルだが重い。
ただし自意識過剰な思春期の少年でなくとも、さらけ出さずにいられない人間もいるのがこの無情の世界。

ということはおいて置いてもホモとゲイとレズと性同一性障害が歪められた形で認識されてしまっているように思える日本ではこんな作品はなかなかできそうもない。
だってそもそも対話ができないんだもの。

といってもオレは基本的に性同一性障害などという幽霊は存在しないという立場なんですが。

2月号発送

2010-01-06 19:11:05 | LB中洲通信2004~2010


神楽坂の事務所で2月号発送作業。
特集は国際ジャーナリストで作家の手嶋龍一さん。ここでのr手嶋さんはジャーナリストというよりも漢。テレビやラジオではなかなか見られない漢の美学を語って頂きました。その他、2月末にタイでキャンピング・フェスを主催する南正人さん、初のDVDリリース間際のオオタスセリさんのインタビュー。
ご関係者、ご協力者の皆様、ありがとうございました。
さて、ナカスの今後は…まだ未定。

ジェブの田邊さんからご丁寧に電話を頂く。ありがとうございました。
電話を切ったあと、そういや訊きたいことが浮かんできた。
アレ、どうなるんすかねえ…。

(追記)
話題:中洲通信30年で幕/今月発売号で・発行人の名物ママ「一つの節目」(毎日jp 1月7日付

えー……と、一応もう2月号は発行されております。念のため。

アポ取りのない年末年始

2010-01-02 15:35:27 | 素日記
あけおめことよろでございます。

香取神社から亀戸天神のいつものコースで初詣。
天神さんから観るスカイツリー(まだ成長途中だが)は結構壮観で、正月中継の名物になりそうな予感。

天皇杯は結局行く気になれず、チケットは無駄になっちゃったけどものすごく久しぶりにテレビで観戦。どう見ても清水が決勝に出た方が良かったと確信。
年賀状の宛名書きを一気に済ませて、ポストに投函。

酒も肴もいいペースで消費。無駄のない年末年始。
明日からそろそろ仕事の仕込みも始めなきゃの予定。
アポ取りのない年末年始も久しぶりだなあ…。