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徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

東京低温火傷説

2011-06-19 20:57:49 | News
DOMMUNE FUKUSHIMAのトークコーナーをヲチ。
福島の市民生活が尋常ではないことが語られている。この状況を「自己判断」の名の下に放置している政府、官僚というのは一体何なのだろうか。以前、首都圏の現状をチキンレースに喩えて書いた人がいたけれど、その様相はさらに強くなってきている。

さらに言うならば、もはや東京の状況は低温火傷の状況に近い。
気がついたときには立派な火傷というね。
知ってか知らずか自分の火傷に気付かないから遠い静岡の火傷の方が気になるってわけさ。

ところで、東京っていい街だなァ…。

NO NUKESと故郷、もしくはカントリーロード

2011-06-19 17:56:00 | News
今更ながら6.11のアルタ前で覚えた違和感。
街宣車で歌った女の子がどうこうはないけれども(また彼女がどんなつもりで歌ったのかは知らないけれども)、「故郷(ふるさと)」は違うんじゃないか。
僕らは兎も追ったことないし、小鮒も釣らないし(鮠や鮎は釣ったけれども)。作詞家の高野辰之先生の生まれ故郷であるという長野県が実際に原発から最も「遠い」ところにあるのは皮肉なことでもある。

今、僕らが何の違和感もなく「NO NUKES」という言葉を使うのならば、「故郷」で何かが伝わるとは思えない。
てか「故郷」なら伝わるとか思うのは爺さんや婆さんをナメすぎだよ。普通に70歳近い人たちだって<「若者」が誕生した時代>である50年代に青春を送っているわけだからw
僕らのメッセージは国内だけに向かっているのではなく、無情の世界にも向かって叫ばれ、伝えるべきだ。

東欧革命のプラハで歌われた「ヘイジュード」ように、また今ベガルタ仙台サポーターがチームへのサポートとはひとつ違う重さで歌う「カントリーロード」のように、何かが象徴的な「歌」が必要なのかもしれない。
だったら「カントリーロード」でいいじゃん、とも思うのだが。
自分たちの言葉を借り物のメロディに乗せる力をJサポは日常的に知っている。

たまたま今、ジョン・デンバーを聴いたから思いついたんだけど。

あ、でも違和感覚えたからって野次っちゃ駄目だと思うよ。イデオロギー以前にそんな器の小さいことしちゃ駄目だ。

そこにチャレンジがある限り/第16節 浦和戦

2011-06-19 15:13:06 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
スカパーで浦和戦
年一だと思っていたエディのスーパーFKが2発も決まり、元紀の美しいクロスからタカが完全復活とも言えるヘッドを合わせた。ゲーム展開は浦和に押し気味で進められたとはいえ、その分、腹を決めてプレーができた平岡のボランチでの再起用も好奏したと言える。山形を侮るわけではないが、山形相手のホーム戦の方がオフェンスも意識せざるを得ない分、攻守のバランスの取り方が難しい。ある程度ディフェンスに集中できただけ平岡の「ボランチ」らしい素晴らしいスルーパスも見ることができた。大舞台で燃えるタイプの敬輔も熱さが空回りすることなくクールに対応できていた。エディもそうだけれども、敬輔のように浦和の舞台で熱いファイトを見せてくれるプレーヤーがいないと困るのである。
無理せず、幾分ディフェンシブに、しかしカウンターの機会は絶えず見逃さず、鋭く、といった先制後のゲームコントロールは素晴らしい内容だった。大宮戦で爆発しその萌芽は見えていたとはいえ、清水のカウンターの精度は驚異的に上がっている。まるでかつての川崎のように。
次節は22日水曜日、アウスタで川崎戦。
地獄の連戦の中とはいえ好調同士といっていい対戦なので、これは両サポのみならず注目の一戦である。

以前、ツイッターですずぱる@ssplsさんも書いていたと思うけれども、内容は別としても星取り表の見え方というのはずいぶん見る者に影響を与えるものである。
例えば直前までのこの5ゲームで2勝1敗2引き分けという星取り表も、この日のゲームが●ならば、
●○▲▲○●
という一進一退のぱっとしない成績にも見えてしまうのだが、この日の○によって、
●○△△○○
と、ずいぶん前向きに見える。いや実際ゴトビエスパルスの戦いは前向きで迷いがないし、負けは負けとして、ドローはドローとして、それなりの糧と意味合いが見えてくる。だからスタンドのオレらは1-5という神戸戦の惨敗を目の当たりにしようとも拍手を送ったのだ。
「馬鹿野郎、まだ始まっちゃいねぇよ」
というのはそういうことである。
主力の無慈悲な離脱によって今シーズンはまったく一からのスタートを迫られた清水だったが、他サポやマスコミ的にはともかく、オレにはそれなりのポテンシャルを持ったプレーヤーが残っていたと思うし、補強も決して悪くはなかった。そこにアフシンのような戦術家であり、ポジティブなメッセージを内外に送ることができる人間的に魅力的なリーダーが指揮を執れば、決して悲観するような戦いは見せないだろうとシーズン前から確信していた。過去ログを読めばわかると思うけれども、後出しジャンケンじゃないよw まあオレは批判はしても基本的に筋の通らないネガティブなことは書かないけれど。
そこにチャレンジがある限り、彼らのファイトはオレたちの心さえ揺さぶり勇気付けてくれる。拍手を送るのは当然である。翔がいくら叩かれ続けようともチャレンジの輪の中にいる限り擁護するのもそういうことである。

ちなみにこれを浦和に当てはめてみると、
▲▲▲▲▲●
せっかく前節広島戦でペトロヴィッチ監督も「手応えを感じた」というドローも色褪せて見える。この星取り表を見てしまうとJ'sGOALのライター氏が「泥沼」と嘆くのも仕方がないとはいえ、これが仮に○だったとしたら、
△△△△△○
と、きっと見えていただろう。勝利は「果てしなく遠く」はなかったはずである。いかにビッグクラブがイメージに宿命付けられているのか、イメージの重要さを思い知るのである。
ブルーハーツの「イメージ」は引用しない。