徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

完全燃焼/第25節神戸戦

2008-09-21 02:31:51 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
スカパーで「神戸対清水」。
そもそもスコアが動くような組み合わせではないのでセットプレーが鍵になる。神戸のようにガシガシとハードワークしてくる相手だと、ここのところ調子の良かったオカやエダも80分ぐらいは“消えていた”し、優雅なプレースタイルのパウも簡単に潰される。“消してくる”タイプの神戸に対しては、とにかく我慢である。比較的ボールを支配していた前半はともかく、後半の神戸の超絶チャンスを何とか切り抜け、ぎりぎりまで我慢。我慢していたのはどう見ても疲弊していた兵働も同じで、淳吾どころか、このゲームではここのところ有効なプレースキッカーだった真希を捻挫で欠いていては、疲弊していたって兵働に頑張ってもらう他はない。
そして残り10分を切ったところで岩下から、運動量の多い児玉に交代。そこからは一昨年のエコパダービーを思い出すような展開。
ガンバ、札幌とは違う展開になることはわかっていたが、ここ数試合、不完全燃焼を起こしモチベーションもかなり上がっていたはずの神戸相手だからこそ、そんな相手に粘り強く勝ち切ったことは大きな自信になる。
久しぶりの無失点も素晴らしい。
完勝もいいのだけれども、こういう我慢比べのゲームというのは負けたら不完全燃焼感しか残らないが、勝てば最後の最後でスパークして、痺れるような完全燃焼ができる。完全燃焼してあとには何も残らない(もちろん今日の健太の好采配はもっと評価されるべきだが)。

この後ゲームは中2日、中4日と続く。順位も一ケタに上昇した。ようやく風が吹いてきたかもしれない。
残り2ヶ月を完全燃焼するために、9月最後の2ゲームもきっちりと勝ち切ってもらいたい。これからは闘うゲーム、全部がトーナメントだよ。もっと痺れさせてくれ。

(c)ちばてつや/講談社『あしたのジョー』20巻より(オカも読むべし)