銀河後悔日誌、つぶやき

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番附編成会議を前に

2005-11-29 21:41:31 | 大相撲観測日誌
 本場所が終わると、途端に書くことがなくなった。

 ちょうど明日は番附編成会議なので、もう少し相撲のことについて。

 番附編成会議によって、平成18年初場所の番附が編成される。九州場所の成績によって、琴欧州が新大関に昇進する見込み。
 通常は編成会議だけで地位が決定されるが、新たに横綱・大関に昇進する力士がいる場合は、理事会で承認されなければならない。

 理事会では、「全会一致」で決定されるのが原則。過去に多数決というのが1回あったが、上がった雅山の“活躍”ぶりは周知のとおり。
 そのため、昇進基準が高くなってしまったが、以降の昇進者は、まだ大関在位中である。

 理事会で昇進が決定すると、本人へ昇進を伝えるため、相撲協会から使者が派遣される。
 使者は、原則として広報部長(現在は高砂理事)と、一門(琴欧州の佐渡ケ嶽部屋は二所ノ関一門)の審判委員が務める。「原則として」と書いたのは、最近2例は高砂さん自身が使者を迎える側だったためで、使者に立つのは栃東の時以来となる。

 ちなみに、口上は毎回あまり変わらない場合が多い。
 “定型”は、今回の場合に当てはめると、使者は「関脇琴欧州くんを、満場一致で大関に推挙することに決定いたしました。」、新大関は「謹んでお受けします。大関の名を汚さぬよう、精進、努力します。本日はありがとうございました」となるが、別に、こんな決り文句ではなくても良いのは、(旧)二子山部屋の力士たちの口上で、既に実証されている。

 明日は、新大関とともに、新十両が発表される。これは化粧廻しの製作に時間を要するからだが、待遇は番附発表からである。
 それに対し、横綱・大関は、使者を迎えた瞬間からその待遇となる(地位は「新横綱」・「新大関」)。


 番附編成の原則に則り、来場所の番附を予想してみた。地位=東/西の順である。新昇進は○、再昇進は△とした。

・横綱 =朝青龍/―
・大関 1=千代大海/魁皇
・大関 2=栃東/○琴欧州
・関脇 =琴光喜/△白鵬
・小結 =旭天鵬/△玉乃島
・前頭 1=雅山/時天空
・前頭 2=露鵬/黒海
・前頭 3=豪風/栃乃花
・前頭 4=朝赤龍/白露山
・前頭 5=岩木山/安馬
・前頭 6=安美錦/出島
・前頭 7=垣添/春日錦
・前頭 8=琴奨菊/稀勢の里
・前頭 9=普天王/豊ノ島
・前頭10=高見盛/旭鷲山
・前頭11=北勝力/十文字
・前頭12=春日王/△豊桜
・前頭13=若の里/△栃栄
・前頭14=△時津海/△北桜
・前頭15=駿傑/土佐ノ海
・前頭16=若兎馬/○嘉風
・前頭17=片山/―

 新大関の地位は微妙だが、ここ最近は最下位となっている。

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