木燃人の波止場

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1652 超マクロ撮影(17)今何故コンデジ?

2017-08-13 08:00:00 | カメラ写真

  超マクロ撮影について、いろいろと思いつくままに書いて居るが、先のブログでは、コパクトデジカメの先端にコンバージョンレンズ(以下Cレンズと略す)を取り付ける方法を書いており、コンデジの機種選定まで話を進めたが、“ピッタリコン“の機種が見当たらないことで、足踏みしている。 そこにふと、何故コンデジなのかとの疑問が湧いてきたのであった。 

 私も自慢にはならない機種ながら、普通のカメラを持っており、今は300mmの望遠が出来るレンズしか持っていないが、金さえ出せばいくらでも望遠レンズは手に入るが、それにCレンズ付ける方法を飛ばして、何故コンデジに走ったのかを改めて問い直そうとするのである。(私ではなく、長い望遠を持ってる人の立場での話) 

 本件は、実はこのシリーズを始めた頃に、友から聞かれたことであったが、その時点では、私も十分な根拠もなく進めている段階であったことから、いい加減な返事をしてしまい、何時の日か正そうと思っていたことであり、漸くその日が来たことになる。

 

1. 気軽に高倍率マクロ撮影を楽しむ。

 私の場合は、普通のカメラを高倍率にするには、高倍率の接写リングやテレコンを装着しなければ成らず、大砲のように長くなり、著しく機動性を低下させるので、機材の運搬や準備の手間がかかり、撮影場所が限定される。 ・・・であるからして、これを最近あらゆる面でどんどん性能が向上している、高倍率のデジカメにすれば、かなりコンパクトに出来るし、機動性も格段に上がるのである。 

2. 映像センサーが小さい  以後長さの単位:mm

 私のカメラの映像センサーはAPS-Cであるから23.5×15.6(辺の長さ比率1.506、対角線長さ28.207)に対し、コンデジは1/2.3型であるから6.2×4.65(辺長比1.333、対角線長7.75)となる。 画像の大きさの比較は対角線の長さの比であるから28.207÷7.75=3.6倍の大きさとなる。 しかし、これはあくまでもセンサーの大きさの比であり、撮影倍率の比ではない。 

 繰り返しになるが、撮影倍率とは、映像センサーに写る被写体の実寸法と映像センサーの大きさとの比率を言うのである。 例えば横の長さが23.5の被写体がAPS-Cセンサーに横にきっちり一個写れば、倍率は1.0(等倍)になるのである。 最初に感じたのは、デジカメは映像センサーが小さいから、倍率がさらにあがるのかと思ったが、映像センサーの大きさは撮影倍率には全く影響せず、単に切り取る画像の範囲が小さいだけで、写る画像はその一部分でしかないのである。 

3. 本命は当然、高倍率のデジカメレンズ。

 カメラに表示される「光学ズーム倍率」とは、広角側を基準にして、望遠側がその何倍になっているかを表すもので、撮影倍率とは全く異なるのである。 例えば、NikonのB700のカタログには、レンズの所に「焦点距離(35mm判換算)24-1440mm相当の画角」と書いてある。 ちなみに1440÷24=60となり、これが光学ズーム倍率として表示されているのであって、勿論直接は関係が無い。 

 ならばとて、最大撮影倍率=焦点距離÷(撮影距離―焦点距離)で表されるが、撮影距離とは、被写体から映像センサーまでの距離であり、カタログには表示されていないのでここでも計算することはままならない。 多分「35mm判換算の画角1440mm」とあることから、撮影倍率が読み解けるはずと考え、答えを捜しているが、今の所見つかってはいない。 

 メーカーのユーザーコーナーに会員登録をして、質問しようとしたが、何故か拒否されてしまったので、Gooの「教えて!」に投稿したら、先ほどの公式は、今の複雑なレンズ構成にはそぐわないので、カメラを購入して測定してみる方が良いとの複数の回答があった。・・・と言うわけで、B700の光学ズーム60倍は全く別物であって、どれくらいの倍率になるのかは、皆目見当が付かないことになった。 

 このように、カタログを見る限りに於いては、撮影倍率がいくつになることは、把握できてはいないのである。 ・・・が、しかし、ここが本命でなくしてはこの話は成り立たないのであり、 その思いに間違いは無いと確信するが、当てずっぽうで多分よかろうと、高価な新デジカメを直ちに買いに走れない、私がいるのである。

4. 通常の望遠レンズでは”ケラレ”が発生する

 前にテスト的に、私の持てる300mmの望遠レンズの先端に、Cレンズを取り付けたことがあり大きな”ケラレ”が発生している(下の写真、前に掲載済み)。 望遠レンズは倍率が大きくなるに従いレンズ外形が大きくなっているが、コンデジに於いては大きくしないで、長い望遠レンズになるように、レンズを極めて複雑に組み合わせてあるからなのである。 

 上記したように、現代の科学に基づいたカメラは、最大撮影倍率の式が適用出来ない構造に作られているようであるが、これが幸いして、大きな望遠倍率でありながらも、Cレンズを装着しても”ケラレ”が発生しないのである。 なお、この辺りはメーカーの技術者でないと、理論的説明は不可能であるやも知れない。  

5 付け足し的ながら、重要な要件

 Cレンズは焦点距離が25mmと短い上に、被写体が極めて小さいから、メインのレンズ外形が大きいとリングストロボと言えども、被写体に十分に光が届かないことが発生するのである。 これを防止するには、メインのレンズ外形が小さくてフラッシュ光の影を作らないことが重要なのである。光が十分届けば、絞りを上げて焦点深度を深くし、シャッター速度を上げて、ブレを防止に寄与できるのである。 

 コンデジは一般にレンズ外形は特段小さいのが普通ながら、先に選んだコンデジの機種はその外形が比較的大きくレンズ内径がφ55~67mmもあるが、例えば180mmマクロレンズがφ72mmであることからすれば、多少は効果があるのかも知れない。この意味では、コンデジ機種選定に当たっては、レンズ外径の大きさが必要条件に入ってくることもあり得るのである。 

 

 ・・・以上。 超マクロ撮影に関する記述が途切れるのを防ぐ意味と、頭の中を整理するために、「今、何故コンデジなのか?」を改めて考えてみたのであった。

 

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