木燃人の波止場

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1651 超マクロ撮影(16)凸レンズ

2017-08-10 08:00:00 | カメラ写真

  園芸店に行くと、私の「花写真鑑」にまだ未登録の花を捜して隅から隅まで見て回る癖がついている。 そんなとき、ちょっと見慣れない花に目を止めて、花の名前を見ると、長ったらしいカタカナ名になっていると、つい騙されて買ってしまうことが度々ある。 カタカナに弱く、出来たてのホヤホヤとも知らず園芸品種を買わされてしまうのだ。 

 こんな事は花のみならず、色んなところで見られる現象であるが、今回、話題にしている「コンバージョンレンズ(以下Cレンズと略す)」も全くその通りであるが、こんな名前が出てくると、新しく開発されたレンズかと思ってしまうのも無理からぬことであるが、この原理は私が初めて本格的カメラを手にした、昭和30年代からすでに、行われていたことの新バージョンに他ならない。 

 私がこの方式に改めて取り組んだのは、2009年であり、この時は「クローズアップレンズ(以下Kレンズと略す)」という名前が着いていた。この記録は「クローズアップレンズによる超マクロ撮影」と題したブログに残している。 また、最近では、四日市の友がメールに添付して送ってくれた写真は下記であるが、これは、携帯電話のカメラの先端に凸レンズをくっつけて撮ったものとの注釈があった。(写真は「クロガネモチ」の花ガラであり前に紹介済み)  

  

  私が初めて本格カメラに接した時期に知ったのは、“虫めがね“であったが、要はカメラのレンズの前に凸レンズを置くと、拡大写真が撮れるという原理からきているのであって、名前が変わって新しく出る度に、倍率や画質の向上を合わせて実施ししたものであろうと推測される。 ・・・であるから、Cレンズと言っても、基本的には”虫めがね“と何ら変わりは無いことなのである。 

  ついでながら、今少しKレンズを棚の奥から引っ張り出して、追加の調査をしてみようと思う。 先ず、外見写真は下記である。 なお、+2と+4とあるのは、めがねなどの「屈折度の単位(ディオプトリ)」であり、数字が大きいと拡大率は高くなる。(具体的にはhttp://mokunenblog.jugem.jp/?day=20090304 を参照願いたし)。 

 

  2009年当時は、180mmのマクロレンズは買って無かったので改めてデータを撮ることにする。 下はスチール製のスケール(目盛りは1mm)を撮ったものであるが、倍率は上がるが、画質はかなり低下が避けられない様相を呈す。 

  

データ 詳細は下記であり、+2で4.5倍、+4を使えば5.9倍までの拡大が出来る。 この二枚を重ねて使う事も考えられるので調べて見ると、倍率は6.9まで上がったが、 Cレンズの倍率18.1倍に比べれば、かなり低いことが判明した。 更には大きな画質低下が考えられ、実用は難しそうである。

Kレンズ 接写リング テレコン 横長さ 最大倍率
ナシ ナシ ナシ 22.4 1.0
+2 ナシ ナシ 15.2 1.5
+2 12 ナシ 13.8 1.7
+2 32 ナシ 11.9 2.0
+2 68 ナシ 9.5 2.5
+2 68 ×2 5.2 4.5
+4 ナシ ナシ 11.4 2.1
+4 12 ナシ 10.5 2.2
+4 32 ナシ 9.1 2.6
+4 68 ナシ 7.4 3.2
+4 68 ×2 4.0 5.9
+2,+4 ナシ ナシ 9.3 2.5
+2,+4 12 ナシ 8.6 2.7
+2,+4 32 ナシ 7.6 3.1
+2,+4 68 ナシ 6.1 3.9
+2,+4 68 ×2 3.4 6.9

 (Excelで見易いように丁寧に作って、コピペしたが、ここでは対応して居らず、折角の苦労が台無しになり、見にくい表になったがご勘弁を) 

 

 Kレンズ使用による、参考写真(被写体は「ムクゲ」のメシベの先端)。 

 

 倍率を下げてもあまり変わらない。 

 

 全てを取り外し、180mmマクロレンズの等倍で撮った物が下記である。

 

  上の状態に、Cレンズを装着したのが下記である。

  

  こう書いてくると、Cレンズに期待がかかってくるが、 これを使うのは、ケースバイケース、高倍率が必要になれば使うが、大が小を兼ねることはない。 つまり、Cレンズ方式(高倍率)を極めれば、テレコンや接写リングなどは必要がなくなるとは言えないのであり、その時々に於いて、どの方法を使うかを決め、最適な手段を執らねばならないのである。 

 Cレンズは高倍率に出来るが、それだけにピント合わせが難しく、ブレ対策も容易ではない。 その上に、私は趣味であり、学術研究ではないのであるから、そこまでの高倍率撮影の必要性がそれほど高くなく、今のテスト段階においても、撮る物が出てこないほどに、この先も使用することは、極めて少ないと思っている。  

 私の被写体は花が多いことから、10倍を越えるような撮影は少なく、数倍以下がほとんどであることから、購入したテレコンや接写リングは、無駄になるどころか、今後従来以上に使う事になると考えている。 今、Cレンズ方式をマスターしようとしているのは、ある意味ブログのネタ造りといわれても仕方が無い状態でもある。

 また話は飛ぶが、Cレンズは高倍率が得られるからと言って、プロが使うことはあり得ないと私は思う。 この方法はあくまでもこんな方法があると言うだけの物で、素人が遊びに使うための物に他ならないと思う。 ならば、プロは何を使うかと言えば、何もこんな面倒な事をしなくても、もっともっと合理的に出来る、顕微鏡を使えば良いわけで、Cレンズなど、目もくれないのではないかと思う。

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