マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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明日香村・川原小山田の民俗

2020年01月07日 09時11分29秒 | 楽しみにしておこうっと
この年の4月15日に訪れて聞き取り調査をしていた明日香村・川原小山田の民俗。

そのときにお会いした婦人にもう一つの民俗を教えてもらいたく再訪した。

婦人の出里は大淀町。

お歳は70歳くらいのNさん。

呼び鈴を押して屋内から出てこられたNさんに再会、用件をお伝えしたら、「覚えてない」と、いう。

Nさんから大量の三つ葉を貰ったことも忘れてはった。

尋ねたい用件は、4月15日に拝見していた大神宮である。

元々は7月16日にしていた大神宮行事。

現在は7月の第一日曜日。

午後6時から3巻の般若心経を唱えている、という。

その並びにある庚申さん。

庚申講は9軒の営みであったが、何年か前に抜けて現在は8軒の営み。

庚申行事は2カ月に一度、会所で庚申図を掲げて心経を唱える。

4年若しくは2年に一度の庚申さん行事。

竹の先を何本かに割ったものを作って、四角い台を仕立てたところに豆腐1丁を供えて心経を唱える。

旧暦に行われる閏庚申であろう。

また、他府県に移動して、現地の庚申さんに参ることもしている。

この年は、5月に出かけたらしく、愛知県に行った、という。

これまで、四日市の日吉大社も参った。

また、女性9人で構成する日待講もあった。

「お日まっつぁん」と呼んでいる講行事もまた、会所の営みで庚申さんと同じく3巻の心経を唱えて参っていたが、解散した。

解散に手放す日待ちの掛図。

おそらくは天照皇太宮の掛図であろう。

その日待ち掛図は捨てるわけにもいかず、飛鳥座神社の飛鳥宮司にさん相談したら畑違いなのか、断られた、という。

(H30. 7.12 SB932SH撮影)


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