本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

橋本治と内田樹

2011-08-06 07:24:37 | Weblog
■本
66 橋本治と内田樹/橋本 治、 内田 樹
67 次世代マーケティングリサーチ/萩原 雅之

66 以前から気になっていましたがその著書を読んだことがない橋本治さんと、この1年はまりまくっている内田樹さんの対談集です。「頭のいい人ってすごいな」というのが正直な感想です。橋本さんの「知っていることを知らないふり」をしてものを考えることや内田さんの「子どものときに幸せだったから」人を怒らせても平気、などの発言を聞くと、真似はできないですが、妙な説得力があり、思考の幅が少し広がったような気になりました。全体的にゆるい感じで議論が発散しまくっていますが、いろんな気づきが得られる楽しい本です。

67 マーケティングリサーチの「現在」と「これから」を考える上でよい本です。「テクノロジー」や「ソーシャル」の活用など、書かれている内容はこの業界でここ数年話題になっていることばかりで、それほど目新しさはないですが、それを俯瞰的に整理されているところがこの本の秀逸なところです。現場でマーケティングリサーチに取り組んでいる人だけあって、この業界にありがちな妙な煽りがなく、地に足がついた論調であるところも好感が持てます。頭の整理にとても役立ちました。


■CD
46 Ramones/The Ramones

 「The Rolling Stone Top 500 Albums」で 33位と高評価(ちなみに32位が「Let It Bleed - The Rolling Stones」で34位が「Music From Big Pink - The Band」)なので聴きました。これらの順位が前後の作品と比べると完成度と言う面ではとても及びませんが、バンドを実際に組んで演奏することの敷居を下げたと言う意味でのこの作品の功績は想像以上に大きいと思います。この作品がなければ「少年ナイフ」などのバンドは存在していなかったような気がします。全体を通して単調な印象が残ることは否めませんが、この疾走感はやはり気持ちよいです。

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