本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

ULRICH SCHNAUSS

2006-12-02 08:13:30 | Weblog
■本
81 マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術/ジーン・ゼラズニー
82 ららら科學の子/矢作 俊彦

81 プレゼンテーションに向かうにあたって必要な内容が過不足なく書かれていて参考になるいい本です。翻訳がいいのか、わかりやすい言葉でかかれているので、読みやすく理解しやすいです。次のスライドに移る際のつなぎの言葉をあらかじめ準備しておく、など個人的に役立つ内容も多かったです。ただ、本の価値は文字数やページ数ではないとわかってはいるのですが、この量で2200円は少し高いかなと思いました。

82 数年前に各書評で結構絶賛されていたので、文庫化に伴い読みました。読後感の不思議な本です。最初タイトルだけで30年ぶりに日本に帰ってきた主人公が科学的知識を背景に発明などで活躍する話かと思っていたのですが、結局は初老の男が現代の東京を徘徊する話でした。30年ぶりに日本に帰ってきた主人公の視点から見た現代日本社会の批判というねらいはわかるのですが、学生闘争の時代背景がよくわからないので、30年もの長い月日を一見無駄(主人公は無駄とは思っていませんが)に過ごす動機がいまひとつよく理解できませんでした。主人公と同年代の人だけに理解できればよいという感じの小説なので、世代が違う僕には阻害されたような奇妙な読後感が残ったのかもしれません。現代日本にいると、国家によって自分の人生が大きなダメージを受けるということをリアルに感じることはほとんどありませんが、そういった危険性は十分にありうるということを認識させてくれる本でした。否定的なことを書きましたが、先の展開が読めない(結構期待が裏切られます)読んでいておもしろい本ではあります。


■CD
52 A Strangely Isolated Place/Ulrich Schnauss

 11月に1枚もCDを買っていなかったので、1枚くらいいいかと、amazonで値下げしていたこともあり買いました。46で紹介した前作「Far Away Trains Passing By」と比較するとアッパーでよく考えられたポップな曲が多いです。少しウェルメイド過ぎるかなという感じもあり、前作の方が好きですが、聴いていて楽しくなるいい作品です。ただ、曲を邪魔する感じなので、あまりヴォーカルはいれないで欲しいなあと個人的には思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« デイ・アフター・トゥモロー | トップ | バズ・マーケティング »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事