本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

海賊とよばれた男(上)

2014-08-03 05:53:27 | Weblog
■本
70 海賊とよばれた男(上)/百田 尚樹

 本屋大勝受賞作ということで読みはじめましたが、抜群に面白いです。史実に基づきつつもエンターテイメントに徹していて、「永遠の0」の宮部少尉が主人公とすれ違うなど、百田さんの読者へのサービス精神が存分に発揮されています。しかし、なによりも主人公の国岡鐡造とその周囲の人物の個性が非常に魅力的です。特に、国岡鐡造の会社設立時に物心両面で支えた、一見遊び人風の日田重太郎という人物が個人的にはツボでした。言葉にするとどうしても陳腐になってしまいますが、「志」と「リーダーシップ」の大切さが痛感される作品です。これから下巻にかけてさらに盛り上がっていきそうで楽しみです。ただ楽しいだけでなく、わが身を振り返っていろいろと考えさせられる「痛い」作品でもあります。


■映画
51 ヨギ&ブーブー わんぱく大作戦/監督 エリック・ブレヴィグ

 ストーリーはいかにも子ども向けのわかりやすい単純なものですが、実写とCGが融合した映像ははなかなか素晴らしいです。しゃべる熊のヨギとブーブーの存在感が実にリアルです。悪役はいかにも憎々しく、おバカなキャラはとことんおバカで、キャラ設定がとってもわかりやすいです。主人公のヨギの度を超えたハイテンションさは日本人にはちょっと共感しづらいですが、アメリカ的ではあります。古臭いストーリーでも、最新技術で加工するとそれなりに楽しめることを示してくれる作品です。
コメント
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