本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

そうだったのか!日本現代史

2010-08-01 16:21:23 | Weblog
■本
56 そうだったのか!日本現代史/池上 彰
57 伝える力/池上 彰
58 新書がベスト/小飼 弾

56 これで「そうだったのか!」シリーズを一応全て読了しました。学生運動や「あさま山荘」事件のことを初めてまとまって読んだ気がします。バブルがその後の日本に与えた影響についてもよく理解できました。世界の中で日本が今と異なる存在感を持ち得たのに、目先の利益を優先したのが残念だという思いが募りました。そして、この国の視野の狭さはなんら変わっていないという危機感も強まりました。また、小沢一郎氏の影響力がなぜ大きいのかや沖縄米軍基地問題など、今HOTな社会の動きを理解するうえでも役立ちました。すごくわかりやすい本であるだけに、知識が上滑りする可能性があるので、今後、この本で得た知識を個別に掘り下げていくことが大切だと思います。

57 勢いづいて池上彰さんのベストセラーを続けて読みました。「順接の『が』を使わない」というすごく細かい指摘も含めて、人にモノを伝える上で実践的なノウハウが満載の本です。「理屈ではない感情もある」のでこだわりなく謝ることも時には必要、など意外と大人の対応を勧めるところもあり、とっつきやすい割にはなかなか一筋縄ではいかない本でもあります。

58 私自身ここ数年、年間100冊を目指して読書してきて、3年を超えた昨年あたりから、思わぬところでいろんな本が結び着き始めたので、筆者の述べる多読(まず300冊程度)の有効性は、とてもよく理解できます。「新書以外は買わなくてもいい」など極論も多いので、筆者が主張しているとおり、突っ込みながら読むべき本だと思います。ブックガイドとしても有用だと思います。この本に記載されている本を数冊衝動買いしてしまいました。
コメント
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