正対しなくてもパスの通り道が見える
正対する必要がないパサーとレシーバーがいる
透明なラインが口を開けている
ノールックでボールを投げる
ソレが瞬く刹那、ソレを感知する
見逃さないオレがいてオマエがいる
ことばも目くばせもサインも計算もいらない
かえってジャマだ、時間のムダだな
考えるより早くパスする
感じるより早くキャッチする
プレーの裏側に貼りついてつねに同伴している
あらゆる連結のスキマを探索しながら駆けている
(ほんとは世界はスキマだらけさ)
ゴールに結びつかなくても問題ない
ふたりのほかに知ってもらわなくていい
記録のどこをほじくっても載っていない
丸ごと世界を満たすプレーのエロスがある
(ゴールしか見えなければ素通りする)
生活世界でも、ときに、きわめてマレに
同じようなことが起こることがある
(ほんとか?)
ああ。いつでもどこでも、どんな状況でも
普通のこととして起こる世界ならいいなと思う
(無理だろ)
わかりきった道理の外で起こる
no look pass
無理と道理をつなぐこの妄想はリアルだ
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