こどもたち──
このことばづかいはやめたほうがいいな
群れで生きているわけではない、そんな生き物はどこにもいない
動物園に〝動物〟という生き物がいないようにさ
トラでもサルでもサイでもキリンでもない
一匹一匹、異なる個体がいるだけだ
こどもたち、おとなたち、そんな架空の生き物が住む世界
ここで空中戦を演じても地上にはどんな影響もおよばない
およぶのは思考とことばを同じくするお仲間以外いない
豊かな教育、豊かな未来、とは一体なんだろう
俺たちが教えたら「こんなアホなおとなにはならない」
そうのたまう自信と根拠がおありなのだろうか
アホなおとなをあげつらうのも結構だけれど、まずは
アホなおとなを表舞台に立たせ続けるこの社会の構造を見てね
おそらく、この社会の総合的な教育力がそうさせている
その意味ではどんなおとなも「Not Guilty」ではない
この構造を動かさないかぎり
モグラ叩きのような不毛な言説ゲームも終わらない
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