ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

「回転数を上げる」 20191220

2019-12-20 | Weblog

     https://www.youtube.com/watch?v=0qarwQYcEzM

 

新しい「変数」を加えると数式が変化して解が変化する。数式を固定して解を導き一般解として完結するではなく、新たな変数をつぎつぎに加えてゆくことで数式を変化させ新たな解の発見的なプロセスに変えること。 

人と人が出会えばなにかが起こる。新しい感情が生まれる。新しい感情に出会う。新しい感情は、世界の彩りの変化でもある。視覚が映し出すランドスケープの変化と同時に、存在もかたちを変化させている。このことのかすかな変化も見逃さないように感じ取り生きること。

同期を外す──〝一般解〟にあわせて組織化されるカラダのしばりをほどく。あえて、ゆっくり、うごく。あえて、はやく、うごく。それはバックステージへの帰還でもある。

パターン化した作動図式。ほとんど自動化された作動の外に出ないかぎり、運動そして思考は自己充足的な構造に収まるように展開していくほかない。作動の系は、はじめに世界了解、なんらかの世界図式を描き出している。この世界図式の創発的構成に相即して、存在のフォーメーションは組み立てられ、無意識の基底に沈められる。この基底から、それを絶対条件として、運動そして思考の作動パターンは組み立てられ、自動化するまでに身体化される。

同期を外す──backstageへの帰還には一定の手続きが要請される。全体帰属的に習慣化し、定常化した運動パターンはどんな変数と出会ってもそれをノイズとして処理して、かならず一定の「数式」に収まるように動いていく。このときbackstageは不活性状態にある。いいかえると自動運転、同じ回転数を保持したまま定常状態を保っている。

集団同期的に保持される定常性を破るには、意識的に「いつもとちがうこと」を破戒的に実行すること。戒を破ること、しばりをほどく、その反復がbackstageへのメッセージとなって届けられ、新たな活性を促すことになる。

「いつもとちがうこと」──そこに新たな「快」「意味」が了解されるとき、backstageは新たな世界図式、すなわち新たな自己構成の回路に入る。

 

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