ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

「問い──展開可能性」 20190629

2019-06-29 | Weblog

 

なぜ・なに・どうしたら──〝問い〟を携える未決のフォーメーションとしての実存。

問いはつねに関係をめぐり、世界・他者・自己は対象化され、確定項は問いに付される。

問いの消去――実存の死。確定記述の全域化。バインドされる関係世界、関係のゲームとしての本質の消滅。

問いの位相──それは実存の展開可能性(修正可能性・拡張可能性)を本質とする。実存はつねに「問い」をたずさえることで、あらゆる既決(確定記述)を未決へと変換し、そのことで新たな展開可能性を開いていく。

新たな〝ありうる〟──「よりよき生」という主題(欲望)において、「問い」は生成する。

あれはあれ・これはこれ・それはそれ──新たな確定項(確定記述)をめがけながら、「問い」の位相はつねに実存に同伴し、消えることはない。実存が実存であるかぎり、あらゆる確定項の超越項化(絶対項化)を抑止するように「問い」は生成することを止めない。

 

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