ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

「二重記述」20181124

2018-11-24 | Weblog

     https://www.youtube.com/watch?v=t-CG0j7bmkM


    メッセージ──

    それを受けいれる態勢が整えられているということ。
    そのことが相互に信じられている、
    ということが「わたし」に信じられているということ。

    応答しあう透明な回路が信じられ、
    「あなた」という存在のcallが聞こえ、
    一つのメッセージに「わたし」は〝意味〟を創り上げる。

     ── あっ、雨 ──

    このとき、すでに、外を見るよりはやく、
    「わたしの世界」は雨に濡れている。

    「コール」と「応答」はなんども入れかわり、
    〈世界〉を記述し更新する新しいコトバをみちびいていく。

    相互作用しあう一人の視覚がもう一人の視覚と重なり、
    一人では実現されない冗長性が〈世界〉にもたらされる。

    二つのまなざしによる二重記述(double description)。
    そして果てしなく複雑さを加えていく多重の記述の展開。

    透明な回路の上で単眼視覚は単眼視覚とまじわり、両眼視覚を形成し、
    そこに、どちらにも帰属しない意味(奥行き)が創発する。

    〈世界〉のフォームがインフォームされ、
    すると同時に「わたし」の存在のカタチが「inform」される。

 

 

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