イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

五輪エンブレム撤回、まるで東芝不正会計と同じ

2015-09-05 14:57:42 | 社会・経済
 9月1~2日のテレビニュースは各局とも、この記事で持ちきりであった。
五輪に使用されるエンブレムのデザインが盗用・模倣ではないかと疑われ、ベルギーのデザイナーから訴えられたニュースが既に先月から日本でも伝えられていた。

話題の張本人は「佐野研二郎・43歳」である。
以降、佐野研二郎の作ったとされる作品の数々が模倣・転用・盗用であるとする発信が、証拠となる画像の照らし合わせと共に国内でも多発し確認された。

佐野研二郎は相手が外国人デザイナーだったり、一流企業だったりした場合は事実を認めて順次撤回なり謝罪で糊塗してきたのである。
しかし、8月の末になって同じ五輪ポスターに関しても、転用・盗用が発覚し観念したのだろうか、エンブレム撤回を申し出て五輪委員会も白紙に戻した。

マスコミは「コピペの時代」などと焦点をぼかした記事で紙面と時間を埋めている。名前を失念し不明だが、在る大学教授が『社会の堕落・劣化だ。』と指摘した人が居た。
最初に聴いた時は佐野研二郎を批判しない立場の方かと思ったが、よくよく聴いた後は成る程と納得した。

即ち、経過やプロセス・手段や方法はどうでも良い!結果を出せば良い!とする今の日本の社会現象を批判・指摘しているのである。
有名進学高校Kが東大入試に必要な科目しか授業せず、文科相の指導要領に違反していた問題。 東大合格者が増えるという結果が出れば良しとするスタンス。
東芝が、嘘と言う手段を用いても構わないから、利益が出て居ると言う結果を捏造した問題。 手段・方法を問わない佐野研二郎の手法とソックリではないか。

また、エンブレム選考委員会の永井一正氏は佐野研二郎が博報堂時代に師事した人物であり、高崎卓馬氏は佐野研二郎と広告を一緒に作っているビジネスパートナー。長嶋りかこは佐野研二郎の昔の部下。驚愕の「密室選考委員会」だったのである。

【参考文献】 「エンブレム問題が示すスポーツ利権・癒着の構造 」(植草一秀の『知られざる真実』2015/09/02)

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