長男の嫁方姻戚6人が、福島県・大熊町から3月13日に避難してきた話しは既に書きました。
長兄一家の4人は大熊町全体の避難先である、会津若松市に移住し合流しました。嫁の両親は、好意で東京の葛飾にあるA社の社宅に残っています。
嫁の父親のM氏は先週、葬儀があって福島に行って来ました。
福島に残っていた、M氏の友人である、60代の仕事仲間の方が自殺したのです。
自死された方は前夜、嫁の父親に携帯電話をしてきたそうです。
自分の人生を閉じる前に、仲の良かったM氏の声を聴いてから…と思われたことは想像に難くありません。
報せを聴いたM氏は、思いあまって堪えきれなかったのでしょう、家族の前で号泣してしまったそうです。
嫁は父親の激しく号泣する姿を見てショックを受けたそうです。M氏の号泣も嫁のショックも人間として至って自然なことです。
自死された方は、原発事故という全くの人災によって、地域の仲間・仕事の仲間・旧くからの友人と、バラバラに引き裂かれたのです。
自死された方は、人の世の”つながり”という何にも代え難いものを突然に失ってしまったのです。
しかも理不尽に…。
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