イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

チャリテイーマラソンはあんまり…

2008-02-24 11:28:53 | 芸能ネタ

 近年、TV放送局主催のチャリテイーマラソンが流行りである。

芸能人やタレント、女子アナなどをランナーとして参加させ実況中継しながらスタジオの有名人・タレントが声援を送って絡み番組を盛り上げていくのである。

多少の体力はあっても不規則な生活をしている”ランナー”たちは完走するのがやっとである。

しかし、そこがTV社の狙いだ。5時間でも6時間でも掛けて、くたばりそうになりながら走ってくれた方が放送時間を保てるし、社名売らんかなのスポンサーも気前よく、その間はコマーシャル料を払ってくれるから。

視聴者も、ヒーヒー言って走っている有名人の姿を見て意外性や新鮮さを感じつつ、ついつい見入ってしまったりするのである。

少し独善的で少し自己陶酔的なスタジオのアナウンサーやタレントがそんな視聴者の心理に上手く入り込み面白おかしく且つ感傷的に語り掛け、放映するのである。

アメリカの女優オードリー・ヘプバーンは銀幕の世界を華麗に飾り、世界中の映画フアンを魅了した人だった。

アサノヴィッチはバート・ランカスター共演の「許されざる者」とジョージ・ペパード共演の「テイファニーで朝食を」が彼女の作品の中で好きだった。

それはさておき、ヘプバーンは晩年、幾度もアフリカに赴き飢餓に苦しむ瀕死のこども達を見舞っていた。

忌み嫌う風もなく、やせ衰えたアフリカ人の赤ちゃんを抱くヘプバーンの皺だらけのオバアチャンの写真を見た人も多いと思う。

さすが大女優、幾つになっても綺麗だと思った。

それに引き替え日本のチャリテイーマラソンはあんまり…好きでない。

そんなことを言いながら、ゴールしたランナーの表情や言葉を聞いているうちに、アサノヴィッチのポケットのハンカチが涙と鼻水でグシャグシャになってしまうのが好きでないもう一つの理由だ。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
歳を重ねて来ると、心の奥底に引っかかるものを感... (ペースメーカー)
2008-02-24 19:55:37
歳を重ねて来ると、心の奥底に引っかかるものを感じつつ、醒めた目でものを見る自分を意識しながらも、いつの間にかその対象に感動している自分を発見する、ということはよくある。ヘプバーンは、文句なしに素晴らしい女優だ。彼女と比較したりしないで、アサノヴィッチは下世話なことに対しても、恥ずかしがらず涙するがよい。
返信する
ペースメーカーさん (イワン・アサノヴィッチ)
2008-02-26 10:17:17
ペースメーカーさん

それでは明日からハンカチをポケットに2枚入れるようにします。
返信する

コメントを投稿