イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

絶賛!ライブ「東京大衆歌謡楽団」

2016-08-12 19:00:32 | 芸能ネタ
 8月9日、我が演劇鑑賞サークルの暑気払いである。
名幹事の計らいで、深川江戸資料館で行われた「東京大衆歌謡楽団」のライブを聴いて後、下町の居酒屋で一杯やる事になった。
幹事は30代の女性。まさかの企画にイワン・アサノヴィッチは喜び驚いた。
何と言っても「東京大衆歌謡楽団」のライブとは粋な計らいである。

そんなに有名なメジャーアーチストではないから、小ホールで入場料2500円程度なところも下町・庶民派のライブと言う気概を感じさせられる。

「東京大衆歌謡楽団」は江戸川区や江東区一帯の下町で路上ライブ、即ちストリートミュージシャンとして男性三兄弟が活動していたのである。
彼らは昭和歌謡に特化してライブを展開していたのであるが、それが功を奏して下町情緒にピッタリはまり、界隈ではかなりの人気を博していた。

一年前頃になろうか、そんなユニークな存在となった「東京大衆歌謡楽団」をNHK
テレビがピックアップして放映。人気は俄然、上昇した。
楽団と言っても三人だけでボーカルを除けば楽器は次男のベースと三男のアコーデオンだけである。
しかし、長男の高島孝太郎(32)の唄が昭和派にとっては絶品なのである。
孝太郎は細面で青白い顔、目は細く髪はケツ割れカットのドンチャン眼鏡。
どう観てもテレビ受けはしない。敢えてのメーキャップなのだろうが・・・
昭和の名歌手・東海林太郎の仕草を真似ているのだろうか、熱唱中は微かに腕を動かす程度で派手なパフオーマンスは一切なしだ。

♪江戸の柳は風まかせ~♪ オープニングは高田浩吉のヒット曲「大江戸出世小唄」で幕が切って落とされた。
およそ二時間(休憩含み)の間に20曲が紹介されたが、豊かな声量と質の良い声音にイワン・アサノヴィッチは堪能した。
心なしか、藤山一郎の「長崎の鐘」を歌ったとき、高島孝太郎は今日一番の気持ちを込めて歌い込んだのではないだろうか。
そんな気がした・・・。
今日8月9日は長崎被爆の日だったのである。

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