イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

同族企業 不二家の悲喜劇

2007-02-04 00:17:28 | 社会・経済

 ここ数年、名門といわれる親族企業・同族企業による社会的不祥事が発覚し、倒産や経営再建に追い込まれている。

西武・ダイエー・カネボウしかりで、今回の食材の衛生管理不祥事が発覚した不二家も同族企業のそれである。

封建領主ではあるまいし、ボトムアップの手法もなく人事権をちらつかせた強制的な専制的支配に腐敗したなれの果てなのである。

そして、ご多聞に漏れずリストラが襲い下請けや家族を含めた従業員が幾千万も寒風吹きすさぶ巷に放り出されるのである。同じサラリーマン労働者としては同情の極みである。

 古代、フン族のアッチラ王はチンギスカンが現れる遙か昔、ユーラシアを席巻しゲルマン民族をローマ帝国領内へと追いやった。

アッチラ王は『悪い報告をもたらす部下を褒めよ』とし、自軍の危機管理に当たり、ユーラシア制覇という偉大な事業を成し遂げたのである。

ボトムアップの手法活用と揉み手の取り巻き幹部を排除したのである。

 少なからずの組織の人事の実態は派閥・学閥・コネ・ヒキ・取り巻きetcで充満している。

福島県の佐藤知事兄弟の逮捕は氷山の一角であるが、いまだに企業や諸官庁の組織、政党やスポーツ組織etcもしかりである。

親族企業や同族企業の封建的な人事権による強制的支配を嗤えない。

公明正大な人事と、ボトムアップのシステムが、やがてはコンプライアンスを定着させ、活力ある組織機構へと繋がって行くことを知るべきである。


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