イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

パラダイス海兵隊

2011-03-01 13:27:43 | 国際・政治

 2月16日、メデイアは一斉に鳩山元首相の「抑止力方便発言」を報じました。即ち、政権公約をした沖縄の普天間基地の県外・国外移設政策を就任後まもなく撤回して、「沖縄海兵隊の抑止力効果」を認めて県内移設案に戻すとした後退発言でした。

当時は沖縄県民はもとより日本国民の期待や独立国国民としての矜持を裏切った発言でした。

2月13日付けの沖縄タイムスの一問一答によりますと「外務・防衛省官僚の数十年来の凝り固まった頭中には新しい発想はなかった。」ことが事実で、改めて沖縄海兵隊の抑止力を認識させられ、県外移設はしない方が良いと判断したのは、実はそれは方便だったと言うのでした。

じつはイワン・アサノヴィッチは最初からそんなものだろうと思っていました。そしてアメリカが沖縄に拘る訳は「沖縄がパラダイスのような所で居心地が良いと思っているからだろう。」と鳩山元首相元首相は喝破しました。

イワン・アサノヴィッチはそのことにも気が付いていました。
40年前にベトナム戦争に負けた米軍はその時点でそもそも沖縄に居る必用はなくなったのです。しかし沖縄海兵隊のパラダイス駐留は漫然と続行されたのです。

湾岸戦争以降、沖縄米軍は明らかに中近東のイスラム圏地域へと軍事的展開をシフトして来た筈なのです。

拙ブログ(2010/6/16付け「キャンベル米国務次官補は沖縄に行け」)で述べましたが、海兵隊の上陸揚州艇基地は沖縄から3日間もかかる佐世保にあるのです。であれば6時間しかかからないグアムに移設してもなんら支障がありません。当時の自民党の防衛族議員のデタラメとメデイアの情報遮断の罪は重いものがあります。

もっと言えば、中近東への軍事的展開を考慮するならば、パキスタン辺りに移設するのが当然なはずです。しかし、わざわざ遙か遠方の沖縄にアメリカは拘った訳ですが不思議ではありませんか?

去年の6月、イワン・アサノヴィッチはサークル仲間と一杯やりました。話題には当時の「沖縄海兵隊の抑止力効果」のことなども飛び出しました。イワン・アサノヴィッチは『沖縄には”性病”もないし、海兵隊にとって住み心地が良いからでしょう。』と決して酔っていたからではなく発言しました。

鳩山元首相の『沖縄は海兵隊にとってはパラダイス。』発言は事実であり、メデイアは「方便発言」などで騒ぐべきではありません。「沖縄の抑止力効果」の真偽について騒ぐべきです。


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