佐高信の「自民党と創価学会(集英社新書)」を読んだ。
歯に衣着せぬ表現と切り込みが鋭く、読んだ甲斐があった。
文中に故・藤原弘達の名前が出て来た。
藤原弘達は昭和から平成に掛けて活躍した政治評論家で、豪放で闊達な物言いはつとに有名であった。
テレビ映りも良く、ジョークも上手かったので晩年は多くのTV番組に顔を出す、特異な政治評論家だった。
以下は38年前の藤原弘達の指摘である。(同書のpp172)
「公明党が自民党と連立政権を組んだ時、ちょうどナチス・ヒトラーが出た時の形と非常によく似ていて自民党と言う政党の中にある右翼フアッシズム的要素、公明党の中における宗教的フアナテイックな要素、この両者の間に奇妙な癒着関係ができ、保守独裁体制を安定化する機能を果たしながら、同時にこれを強力にフアッショ的傾向にもっていく起爆剤的役割として働く可能性も非常に多く持っている。」
ここまで読んでいただければ十分に認識して貰えると思うが、以下に続く文章も38年前の古びた戯言ではなく、まさに現代の状況を寸分の違いもなくズバリと指摘しているのである。そして、今後の政治的な課題も。
「そうなった時には、日本の議会政治、民主政治もまさにアウトになる。そうなってからでは遅い、ということを私(藤原弘達)は現在の段階において敢えて言う。」
イワン・アサノヴィッチは本当に驚いた。
氏の生前の活躍や発言は承知していた積りだったが、上記文章の如く現段階における自民党と公明党の癒着関係(ズバリ癒着と書かざるを得ない)を何と38年前に見事に言い当てているのである。
この間、左派系の評論家も居た筈だし、野党だって活動していた筈なのだが、今や藤原弘達の指摘したとおりの状況になってしまっている。
左派や野党の責任だとは言わないが、どうも眺望した政治家や評論家が藤原弘達に継いで左派・野党サイドに出てこなかった、というのも事実だった。
報道の自由度が世界で70番台になってしまった現下の日本が恨めしい。
歯に衣着せぬ表現と切り込みが鋭く、読んだ甲斐があった。
文中に故・藤原弘達の名前が出て来た。
藤原弘達は昭和から平成に掛けて活躍した政治評論家で、豪放で闊達な物言いはつとに有名であった。
テレビ映りも良く、ジョークも上手かったので晩年は多くのTV番組に顔を出す、特異な政治評論家だった。
以下は38年前の藤原弘達の指摘である。(同書のpp172)
「公明党が自民党と連立政権を組んだ時、ちょうどナチス・ヒトラーが出た時の形と非常によく似ていて自民党と言う政党の中にある右翼フアッシズム的要素、公明党の中における宗教的フアナテイックな要素、この両者の間に奇妙な癒着関係ができ、保守独裁体制を安定化する機能を果たしながら、同時にこれを強力にフアッショ的傾向にもっていく起爆剤的役割として働く可能性も非常に多く持っている。」
ここまで読んでいただければ十分に認識して貰えると思うが、以下に続く文章も38年前の古びた戯言ではなく、まさに現代の状況を寸分の違いもなくズバリと指摘しているのである。そして、今後の政治的な課題も。
「そうなった時には、日本の議会政治、民主政治もまさにアウトになる。そうなってからでは遅い、ということを私(藤原弘達)は現在の段階において敢えて言う。」
イワン・アサノヴィッチは本当に驚いた。
氏の生前の活躍や発言は承知していた積りだったが、上記文章の如く現段階における自民党と公明党の癒着関係(ズバリ癒着と書かざるを得ない)を何と38年前に見事に言い当てているのである。
この間、左派系の評論家も居た筈だし、野党だって活動していた筈なのだが、今や藤原弘達の指摘したとおりの状況になってしまっている。
左派や野党の責任だとは言わないが、どうも眺望した政治家や評論家が藤原弘達に継いで左派・野党サイドに出てこなかった、というのも事実だった。
報道の自由度が世界で70番台になってしまった現下の日本が恨めしい。
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