先月の末、イワン・アサノヴィッチに二番目の孫ができました。母親の切迫性流産が原因で少し早めに生まれました。でも臨月に入っていたのでお陰様で大した心配は要りません。上の子がまだ五歳なので実家に戻って出産し、産後の肥立ちを過ごしたかったのですが、原発のフクシマが実家では戻るに戻れませんでした。<o:p></o:p>
母親の入院中はパパが上の子を保育園に送り届けて、夕方にはママの病院見舞いがてらジジババが?ミユを保育園に迎えに行きます。ババが夕食をつくりジジババと三人で食べます。<o:p></o:p>
やがてパパが帰って来てからお風呂です。ジジババのお勤めはそこまでで?ミユの寝しなに、車で帰って来るのです。<o:p></o:p>
帰って来るときはパパと?ミユにお見送りをして貰います。ジジと?ミユにはお別れするときの儀式があります。まずハイタッチをします、そして頬っぺにチューをし合います。これはこの数年間のジジと?ミユの二人の習慣です。<o:p></o:p>
ところがママが入院して1週間ぐらい経った時のことでした。いつものようにイワン・アサノヴィッチが?ミユとお別れの儀式のハイタッチをしようとしたら、いきなりジジの手のひらを力一杯叩いたのです。いつもと違って今日はちょっと乱暴じゃないかと思いましたが、直ぐにその理由(ワケ)に気がつきました。<o:p></o:p>
そうなのです、?ミユはパパと二人だけになってしまう夜が少し淋しくてイヤだったのです。だからジジババとお別れするためのハイタッチなんか…きっと素直にしたくなかったのです。<o:p></o:p>
ママは出産入院中、パパは慣れない単身の子連れ暮らし、ジジババは毎日のように病院と保育園と?ミユ家の渋滞道路の往復。<o:p></o:p>
でも、?ミユも?ミユなりに闘っていたのでした。泪です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます