イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

バカだと思っていたが、松木謙公えらい!

2011-06-03 13:27:36 | 国際・政治

 2日、国会は菅直人首相の不信任案の採決が行われた。結果は当初の下馬評とは大きく違い、141票差で否決された。

勿論、政界のことゆえ水面下の駆け引き・公式会談が採決直前まで行われた結果である。
 

大差否決を受けて決議案提出の自・公にも、当てが外れたことへの内部問題が起きそうな状況である。下馬評では与党・民主党の造反議員が85人ぐらいは出るだろうから可決されるかも知れないとされていた。

前日まで小沢・鳩山派の造反が確実視されていたのである。しかし土壇場のボス交(早期の首相辞任)で鳩山派が態度豹変し、小沢派が総崩れとなったのである。
 

採決には小沢はいつものことながら雲隠れ(欠席)戦術。数十人の子分も同調して欠席。小沢は今回のみならず、いつも正面の敵と対峙はしない。

日本政治の敵は本当は財界とアメリカであることを、小沢は知りつつ対峙せず、婉曲的な方法を、例えば中国に大デレゲーションを送り込んでアメリカを牽制したりだ。

今回も仕掛け人の一人でありながら堂々と国会の場で賛成票を投じてはいない。
 

ただ一人、あの小沢一郎の側近中の側近である松木謙公が堂々と不信任票を投じたのである。民主党からの除籍処分を覚悟してのことである。国会議員としては実務的に相当不利にこれからはなるはずだ。バカだと思っていた松木謙公であるが、今回の行動は立派でありエライ!。

パフォーマンス好きの松木のいつものことだと言う向きもあろうが、自分が出来ないことを嗤ってはいけない。そんな向きには一度でも良いから、松木の行動を実践してみろと言う。

ただ、松木がバカだったのは…、肝っ玉のちいさい馬鹿な小澤一郎という小者を「親分」だと思って信じていたところである。


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