みどりの一期一会

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全国の女性から怒りの声「柳澤厚生労働大臣は辞任せよ!」

2007-02-03 01:57:06 | ジェンダー/上野千鶴子
安倍晋三内閣・総理大臣と柳澤伯夫・厚生労働大臣に、
申し入れ書を、それぞれ配達証明つき速達で郵送しました。

以下は、その正文です。

   

厚生労働大臣の罷免と辞任を求める申し入れ書(PDF版)  
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                             2007年2月2日
厚生労働大臣 柳澤伯夫 様
               厚生労働大臣の辞任を求める申し入れ書

 私たちは、女性、子ども、高齢者、障がい者などの社会的弱者が、年齢や性別にかかわりなく、人間らしく、安心してくらせる地域社会を実現するために、地方自治の現場で働く無党派・市民派議員および市民です。
 1月27日、柳澤伯夫厚生労働大臣は、松江市内で開かれた講演会で、女性を「産む機械、装置」と表現し、「装置の数は決まっているから、・・・あとは産む役目の人が、一人頭で頑張ってもらうしかない」と発言しました。私たちはこの発言を報道等で知り、女性への侮辱であると強い憤りを感じています。
 いま、地方行政の現場では、「次世代育成計画」、「地域福祉計画」、「男女共同参画プラン」等を策定し、だれもが安心して子どもを産み育て、働くことができる地域づくりに努力しています。これらの施策を担当する厚生労働大臣が、女性の人権を無視し、命がけで妊娠、出産する女性を「産む機械、装置」であると表現し、権力がコントロールするかのような差別発言をしたことは言語道断です。
 発言は、子どもを産んだ人、安心して産み育てたいと願う人、産みたくても産むことができない人、産まないことを選択した人、すべての女性に対する暴言であり、同時に、生まれてくる子どもに対しての侮辱です。いつ、何人の子どもを産む、産まないかを女性が選択できることは、カイロ国際会議で宣言された「女性の性と生殖の自己決定権(リプロダクティヴ・ライツ)」です。この発言によって厚生労働大臣がこの「権利」を理解していないということが明らかになり、現政権の人権感覚の低さを国際的に露呈しました。
 また、「装置の数は決まっているから、・・・あとは産む役目の人が、一人頭で頑張ってもらうしかない」との発言は、子育てをしやすい環境を整備せず、少子化の原因と責任を女性だけに押し付けるものであり、地方公共団体の女性に関するすべての施策の推進を妨げるもので、柳澤伯夫氏は、厚生労働大臣として不適格といわざるを得ません。
 このような認識の人が、厚生労働大臣の職につき、今後も大臣を続けることを私たちはとうてい容認できません。「言論の府」で働く議員が自分の発した言葉に対して責任をとるのは当然のことであり、謝れば済むというものではありません。
よって、私たちは、柳澤厚生労働大臣の発言に強く抗議するとともに、厚生労働大臣の辞任を求めます。                                                        以上。
                   厚生労働大臣の辞任を求める議員と市民のネットワーク
                      愛知県日進市議会議員 ごとう尚子
                      (別紙) 議員 48名 市民205名 19団体
                       連絡先/寺町みどり 岐阜県山県市
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                              2007年2月2日
内閣総理大臣 安倍晋三 様
               柳澤伯夫厚生労働大臣の罷免を求める申し入れ書

 私たちは、女性、子ども、高齢者、障がい者などの社会的弱者が、年齢や性別にかかわりなく、人間らしく、安心してくらせる地域社会を実現するために、地方自治の現場で働く無党派・市民派議員および市民です。
1月27日、柳澤伯夫厚生労働大臣は、松江市内で開かれた講演会で、女性を「産む機械、装置」と表現し、「装置の数は決まっているから、・・・あとは産む役目の人が、一人頭で頑張ってもらうしかない」と発言しました。私たちはこの発言を報道等で知り、女性への侮辱であると強い憤りを感じています。
 いま、地方行政の現場では、「次世代育成計画」、「地域福祉計画」、「男女共同参画プラン」等を策定し、だれもが安心して子どもを産み育て、働くことができる地域づくりに努力しています。これらの施策を担当する厚生労働大臣が、女性の人権を無視し、命がけで妊娠、出産する女性を「産む機械、装置」であると表現し、権力がコントロールするかのような差別発言をしたことは言語道断です。
 発言は、子どもを産んだ人、安心して産み育てたいと願う人、産みたくても産むことができない人、産まないことを選択した人、すべての女性に対する暴言であり、同時に、生まれてくる子どもに対しての侮辱です。いつ、何人の子どもを産む、産まないかを女性が選択できることは、カイロ国際会議で宣言された「女性の性と生殖の自己決定権(リプロダクティヴ・ライツ)」です。この発言によって厚生労働大臣がこの「権利」を理解していないということが明らかになり、現政権の人権感覚の低さを国際的に露呈しました。
 また、「装置の数は決まっているから、・・・あとは産む役目の人が、一人頭で頑張ってもらうしかない」との発言は、子育てをしやすい環境を整備せず、少子化の原因と責任を女性だけに押し付けるものであり、地方公共団体の女性に関するすべての施策の推進を妨げるもので、柳澤伯夫氏は、厚生労働大臣として不適格といわざるを得ません。
 このような認識の人が、厚生労働大臣の職につき、今後も大臣を続けることを私たちはとうてい容認できません。「言論の府」で働く議員が自分の発した言葉に対して責任をとるのは当然のことであり、謝れば済むというものではありません。
 よって、私たちは、柳澤厚生労働大臣の発言に抗議するとともに、任命権者である安倍晋三内閣総理大臣に対し、柳澤伯夫厚生労働大臣の罷免を強く求めます。     以上。

                   厚生労働大臣の辞任を求める議員と市民のネットワーク
                      愛知県日進市議会議員 ごとう尚子
                      (別紙) 議員 48名 市民205名 19団体
                       連絡先/寺町みどり 岐阜県山県市
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怒りの声を届けたいとやむにやまれぬ思いで、
申し入れ書を出そうと思い立って、尚子さんと文案をつくり、
人から人へと呼びかけ始めてから、たった一日半で
253人、19団体もの人の想いが結集した申し入れです。
2時を過ぎて届いたメールは、お名前が入りませんでした。
その後、申し入れ書を首相官邸と厚生労働省にFAXで送って、
厚労省記者クラブにも案内をつけておなじものを送りました。

厚生労働省記者クラブ案内(PDF版)

一息ついたのは、5時ころ。
朝までの賛同メールにはお返事を書いたのですが、
その後は、あっという間に一日が過ぎました。

200通ほどの賛同メールといっしょにたくさんのメッセージも
届いているので、一部紹介しますね。

●本当に許せないことですし、
 とても悲しいことです。
 政治家としての資質以前の問題ですので、
 即刻、辞めていただきたいです。

●一市民の声が、直接届くと思うと嬉しく思います。
大変かと思いますが、頑張って下さい!!

●女性蔑視を通り超えて、人としての尊厳をおびやかす許しがたい発言です。

●「大臣がいくら弁明しようと謝罪しようと、あのような例えが出てくるには、男性優位の考え方が根底にあることと人権に対する配慮の無さが露呈したものと言わざるを得ません。政治を司る人としての資質が問われると思います。このような考えは彼一人ではなく男性に広く蔓延していると思われますので、その人たちの気付きのためにもがんばって下さいね。」

●あまりにもひどい発言に怒り心頭です。なんとか辞任に追い込みたいですね。

●4今回の柳沢大臣の発言は返す言葉も見あたらないくらい、女性全体をおとしめるもの、そのものです。こんな人に、今後何を期待することが出来るでしょうか?

●柳沢大臣の発言はとんでもないです。
あんな人に少子化対策をやられても何の解決にもならないどころか、もっと悪化
するんじゃないの?と思います。

●「言葉」=「人」=「価値」…「当たり前のこと」が分からない人間。
「即物」「唯物」でしか、「世界」を見ることのできない人間。
その「精神性」故、もはや人間とは言い難き人間。
ほんと「機械」なら、直しようもあろうものを…。
本当に、悲惨過ぎますね。
お体、くれぐれもご自愛くださいませ。
ブログ発信、いつも本当にありがとうございます。 
<(_ _)>
 

ブロ友から届いてるのもうれしいですね。
つかれたので、取りあえずここまで。

(追伸)おまけは、今朝の中日新聞です。
「産む機械」に抗議文
厚労相の辞任要求 女性議員ら253人送付

 柳沢伯夫厚生労働相が女性について「(子を)産む機械、装置」と発言した問題で、東海地方を肇とした無党派の女性議員ら253人と19の市民団体が2日、連名で安倍晋三首相と柳沢厚労相に抗議文を送った。「発言は人権を無視し、すべての女性に対する侮辱だ」などとし、柳沢厚労相の罷免や辞任を求めた。
 253人のうち議員は、愛知、岐阜、三重、長野など16都府県の市町村議と県議の48人。女性を議会に送る活動などに取り組む愛知県日進市の後藤尚子市議や、岐阜県山県市の市民団体のメンバー、寺町みどりさんらが中心となって、1日から無党派議員や地域で市民活動に取り組む女性たちに呼び掛け、賛同者を募った。
 抗議文では、「(発言は)子育てをしやすい環境を整備せず、少子化の原因を女性だけに押し付けるもので厚生労働大臣として不適格」と指摘。後藤市議は「短い時間ながら、これだけの賛同者が集まった。一人一人の強い怒りを受け止めてほしい」と話している。
(2007.2.2中日新聞)
 

申し入れに加わってくださったみなさま、
本当にありがとうございます。



最後まで読んでくださってありがとう
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