みどりの一期一会

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アレルギーで搬送相次ぐ ピーナツ含む沖縄「ジーマーミ豆腐」 /乳幼児の親助けて アレルギー配慮を

2016-06-25 17:13:20 | ほん/新聞/ニュース
昨日の中日新聞生活面に、稲熊美樹さんが書かれた、
ピーナツアレルギー煮注意を促す記事が載っていました。

ピーナツによる急性のアレルギー反応は要注意で、ひどい場合は、
「少し食べただけでもアナフィラキシーになる可能性があるので、気を付けて」とのこと。

わたしの場合は、急性のアレルギー反応はないし、
少しならよいのですが、たくさん食べると、
じんましん様の発疹が出るので、食べないように気を付けています。

食べもののアレルギーは、本人も気づかないことがあって、
特定の食べものを食べたあとに、口の周りがかゆくなったり、
ということは、時どき経験します。
食べられないもの、要注意のものは、自分で注意しています。

小さな子どもの場合は、親が口に入れる食べ物に注意して、
周りの人も、食物アレルギーに対する理解が必要ですね。

  アレルギーで搬送相次ぐ ピーナツ含む沖縄「ジーマーミ豆腐」
(2016年6月24日 中日新聞)
 
 ピーナツを含む沖縄の郷土料理「ジーマーミ豆腐」を食べて急性のアレルギー反応を起こし、現地の病院に搬送される観光客が増えている。ピーナツにアレルギーのある人が、豆腐と勘違いして食べてしまったのが原因。沖縄料理店は人気が高く、最近は全国にあるだけに注意が必要だ。(稲熊美樹)

 ジーマーミとは、沖縄では「地の豆」を意味するピーナツ(落花生)のこと。すりつぶしたピーナツの搾り汁を、サツマイモのでんぷんで固めて作る。見た目は、大豆で作られた豆腐にそっくりで、原材料を推測するのは難しい。店によっては「ジーマミー」「ジーマミ」と表記されることもある。

 那覇市立病院には、2010年4月から15年9月までに、県外からの旅行客75人が、食物アレルギーの症状で救急外来を受診した。じんましんや「ぜーぜー」という息苦しさ、嘔吐(おうと)、腹痛などの症状を訴えた。死亡例はなかったが、入院した子がいた。

 原因が分かった中で、最も多かったアレルゲン(原因食物)はピーナツ(20人)。1〜5歳の乳幼児が多く、高校の修学旅行で食べてしまった子もいた。

 同院小児科の新垣(あらかき)洋平医長は「もともとピーナツアレルギーであることを自覚している子が、ジーマーミ豆腐にピーナツが含まれていることを知らずに誤って食べてしまい、症状が出たケースがほとんど」としている。

 沖縄県立北部病院(名護市)にも、16年3月までの4年間で、153人が食物アレルギーによるアナフィラキシー(アレルギー症状が複数臓器に出た状態)で受診した。多いのは、やはりピーナツ。意識がなかったり、血圧が低下し、重篤な状態で搬送されてきた人もいた。

 同院小児科の佐々木尚美医師によると、多くはジーマーミ豆腐を口に入れた直後や、食後4、5分で症状が出ていた。沖縄では、ジーマーミ豆腐の他にも、ピーナツバターを使った家庭料理が普及しており、佐々木医師は「観光客が飲食店のメニュー表を見ても、意味の分からない食べ物が多い。店と客の双方が確認してほしい」と話す。

 食品表示法では、すべての加工食品にピーナツを含むアレルゲン7種の表示を義務付けているが、外食は対象外。原材料の確認が難しいことが背景にある。

 こうした誤食を防ごうと対策を取る飲食店も出てきた。観光施設「おきなわワールド」(南城市)内のレストランは、ジーマーミ豆腐を含むビュッフェ式の料理すべてのアレルゲンをイラストで表示した。「外国人観光客にも一目で分かり、誤食を防ぐのに役立っている」(同店)という。

 ピーナツアレルギーに詳しい藤田保健衛生大坂文種(ばんぶんたね)報徳会病院(名古屋市中川区)小児科の近藤康人教授によると、最近はピーナツアレルギーがある1歳以上の幼児による誤食が増えているという。ピーナツは他のアレルゲンに比べ、食べた場合に重い症状を引き起こしやすいといい、「少し食べただけでもアナフィラキシーになる可能性があるので、気を付けて」と注意を促している。


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  乳幼児の親助けて アレルギー配慮を
(2016年6月18日 中日新聞)

 浜松市のNPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴが、災害時の避難所などで乳幼児やアレルギー症状の子どもがいるのを周囲に知らせるマークを考案した。東日本大震災を教訓にした取り組みで、熊本地震の被災地にもマーク付きのバッグに粉ミルクやウエットティッシュを詰めた「支援パック」100セットを寄付した。「夜泣きする赤ちゃんなど特別な配慮が必要な子たちへの理解を広げたい」と普及を目指す。 (松野穂波)

 マークはピンク色(乳児用)とオレンジ色(アレルギー症状の子ども用)の2種類。ピンクは、妊婦と子どもの絵柄に「いざというとき助けてください」と文言を添えた。オレンジは、アレルギー物質に苦しむ子どもの絵に「アレルギーがあります」と記した。原田博子理事長は「一目で事情が分かる。避難所で配給の列に並ぶ時などに使ってもらい、周りの人が気付くきっかけになれば」と話す。

 作成のきっかけは東日本大震災だ。以前から防災の啓発冊子を作っていたこともあり、震災後の宮城県や岩手県で原田理事長らが被災者やボランティアに聞き取り調査を重ねた。赤ちゃんの泣き声を気にして車中泊を選ぶ被災者が少なくないことや、アレルギー症状で支援物資を食べられない人が「わがまま」と非難される実情を知った。

 「周囲に理解してもらう工夫が必要」と感じ、ぴっぴのメンバーがマークをデザイン。子育て中の被災者が配給の列に何度も並ぶのは負担になると考え、マーク付きのバッグに必要な物資をまとめて配る「支援パック」を考え出した。

 熊本地震発生時は、支援パックの試作段階だった。インターネットで資金を募り、授乳時の肩掛けに使えるバスタオルや荒れた肌の保湿に使えるワセリン、皿や包帯代わりになるラップなどを用意。マーク付きのバッグに入れ、乳幼児用とアレルギー症状の子ども用各50セットを嘉島町や益城町の避難所に届けた。保健師を通じて母親らに手渡してもらい、好評だったという。

 マークは全国共通化を目指して商標登録を申請中。マーク付きのバッグも準備を進めており、離乳食やアレルギー症状に対応した物資とともに自治体や企業に備蓄を呼び掛ける予定だ。原田理事長は「マタニティーマークのように誰もが知るマークに育てたい」と願っている。


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