みどりの一期一会

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政活費の報酬化 非常識な前例を作るな/素心ロウバイが咲きました。。

2015-12-28 20:55:10 | ほん/新聞/ニュース
素心ロウバイが開花しました。
花びらがロウのように透き通っていて
ウメに似ているので、「蝋梅」。
とても良い香りがします。

素心ロウバイは、花の中まで透き通るような黄色。
赤がはいらないので、「素心」という名がついてるそうです。

花の中心が赤くなる満月ロウバイはまだつぼみです。
  

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後半は、
東京都千代田区議会の政務活動費を議員報酬に付け替える問題。

ニュースを目にして、おどろいていたのですが、
きょうの毎日新聞社説でも、批判的に論しでいます。

  社説:政活費の報酬化 非常識な前例を作るな
毎日新聞 2015年12月28日
 あきれた議論である。地方議員に経費として支給される政務活動費(政活費)について、東京都千代田区の審議会は使い道に制限がない議員報酬に付け替えるよう答申した。


 多くの議会が政務活動費の透明化に取り組む中で、使途の報告義務がない報酬にしてしまう発想は常識から外れている。区議会はこんな改革への逆行に応じてはならない。

 「政務活動費に対する積年の課題に一石を投じることができた」。答申に盛られたこんな自画自賛の表現に強い違和感を抱いてしまう。

 千代田区議会の定数は25で、区議は月額15万円の政務活動費が支払われている。石川雅己区長の諮問会議である有識者会議はこのうち10万円分を議員報酬に付け替えるとともに、政務活動費は5万円に減額するよう答申した。実現すれば報酬は月額約72万円に増額する。

 政務活動費は元兵庫県議による多額の流用事件を端緒として、ずさんな使い道が厳しい批判を浴びている。今年も神戸市議会で会派のひとつが約3400万円を「陣中見舞い」などとして所属議員に配っていた問題が発覚するなど、議会の信頼を損ねる事態が後を絶たない。

 だからといって、政務活動費を報酬に回すような発想は理解できない。審議会会長の武藤博己法政大教授は「議員のなり手を増やすには報酬引き上げが必要だ。政務活動費は『政務活動』の範囲が不透明で使いづらい」と説明しているという。だが、労働の対価である報酬と、調査、研究活動など経費への補助金である政務活動費は区別して論ずべきだ。

 政務活動費について「制度そのものを廃止し、自分の報酬の中から自らの責任で支出する時代へと向かっている」と指摘した答申の見解にも賛成できない。

 地方議会の多くは領収書の添付を例外なく義務づけたり、事前に全額支払う方式を見直したりするなど政務活動費改革に取り組んでいる。

 報酬に付け替えれば、これまで批判が多かった飲食などに政務活動費分をあてていくことも自由になる。使い道をできるだけ透明にして、住民の理解を得ていく努力の放棄である。

 議論の進め方にも疑問がある。政務活動費は、地方議会自らがあり方を議論し、金額や公開方法を自律的に決めるのが原則だ。区長の審議会には区議OBも加わっているという。不自然な区側の主導に区議の多くから反発が出ているのは当然だ。

 答申を実現するためには条例改正が必要となる。首都・東京の中心の地方議会であしき前例を作らぬよう区議会は明確な反対姿勢を示し、区は条例案提出を見送るべきだ。


  「政務活動費付け替え」千代田区報酬審が答申 区長と議会の対立激化
2015年12月25日 東京新聞

 石川雅己区長の諮問機関「千代田区特別職報酬等審議会」(会長・武藤博己法政大大学院教授)が二十四日に提出した答申は、来春にも区議会定例会に条例案として提出される見込みだ。使い道の報告義務がある政務活動費を減らし、減った分を縛りのない報酬に上乗せする内容の答申には、区民の強い批判を背景に区議会の全会派が反対に回った。今後は、石川区長側と区議会がけん制し合う「泥仕合」が繰り広げられそうだ。 (木原育子)

 審議会は、石川区長から諮問を受けて二〇一三年十二月に十人の委員でスタート。今年三月区議会で、政務活動費を含めた議論ができるように審議会の改正条例案が可決され、元区議など二人の委員を増やして会合を重ねてきた。

 答申の内容は、議員にとって報酬アップの上、報告義務のある政務活動費も大幅に減るため「おいし過ぎる」(区議)ものになった。だが、戸張孝次郎議長は答申に対し「政務活動費に関しては議長の諮問事項であり、区長の諮問事項の範囲を逸脱」とコメントし、不快感をあらわにしている。

 区議会は二〇〇二年、政務活動費の使途を「第三者の目」でチェックする審査会を独自に設置し、全国でも先進的な議会として注目されてきた。ただ、その活動は決して活発とは言えなかった。戸張議長は今月十七日、審査会の委員を八カ月ぶりに選任。報酬審の答申の時期になったことには「たまたま重なった」と淡々と語る。

 今月十六日、千代田区内であった区長と区民が対話する「出張区長室」の会合後、石川区長は本紙の取材に「そもそも、審議会で政務活動費も含めて議論しろと言ってきたのは議会側。条例改正までしたのに」と不満をもらしていた。だが、この日は「議会としての考え方を早い段階でまとめていただきたい」と述べるにとどめた。

 ある区議は「新たに追加された審議会の委員に元区議を送り込んでまで報酬アップを求めた議員はいる」と「仕掛け人」の存在を明かす。その上で「けれど、ここまで批判が強くなった内容の答申を条例化するのはナンセンス」と言い、反対に回ったという。

 こうした区長と区議会の状況に、政務活動費の返還を求めて係争中の住民団体「千代田獅子の会」の山口修一代表(70)は「今回の審議会は非常に政治的組織。でも、区長も議会もどっちもどっち。区民をあざむいていることに変わりはない」とあきれ返った。 


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