みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

【名古屋市議選】市民の議会不信が噴出 記者座談会

2011-02-15 21:17:22 | ほん/新聞/ニュース
岐阜駅近くの長住町にある半地下のお店で、
友人の送別会がてら、山形板そばを食べました。

メニューも豊富で、風情がある入り口。
  
「羽前そば道場 極(きわみ)」 

前になんども来たことがあるお店。
お店は昼を過ぎていたのですが、とても込んでいて、
4人前の大板蕎麦が名物なので注文したのですが、
山形そば独特の太麺は売り切れ。
   
細麺を4人で食べて、温かいきのこ蕎麦ととろろ蕎麦を追加で注文しました。
   
太麺がなくてちょっとザンネンだったのですが、
おいしかったです。

その後、長良川堤防をくだり、県営2渡船が廃止になる現場を見てきました。 
   
この県営2渡船は、長年、岐阜県から委託料が支払われていて、
わたしたちは、事業が行われていない「カラ渡船」として、
住民訴訟を起こし、最高裁で勝訴が確定していました。
同時に、長良川の中堤防を挟んでの、愛知県の木曽川の2渡船も廃止になります。

海津の長良川、県営2渡船廃止へ 利用客減り来月末で 
2011年02月04日 岐阜新聞

 長良川を渡る海津市海津町の日原(ひわら)、森下の両渡船が3月末で歴史に幕を下ろす。県が県道の代わりとして運営してきたが、自動車の普及に伴い利用者が減り、生活航路としての役割を終える。
 県が3日明らかにした。県によると、日原渡船は同町日原の長良川(約260メートル)を、その下流にある森下渡船は同町森下から愛知県愛西市葛木町の長良川(約170メートル)を渡る。日原は不明だが、森下渡船は1955(昭和30)年に県営となり、それぞれ県道の津島海津線、津島立田海津線の一部に位置付けてきた。
 渡船は、木曽三川分流前の江戸時代から人々の生活の足として活躍。明治時代の三川分流後、長良川と木曽川の中州を隔てて愛知、岐阜の両県で運航。昭和に入り周辺に橋が増えて他の渡船場が姿を消す中、岐阜県営の両渡船と愛知県営の日原渡船、葛木渡船の四つの渡船は続いていた。
 県は海津市に委託し、日原渡船組合が予約制で両渡船の運航を担ってきた。しかし、近年は学校の野外学習や観光で訪れる人が乗船するだけ。利用者は年間数人から数十人と少なく、船頭の担い手の確保も困難なことから廃止を決めた。また渡船事業の縮小は、本年度から3年間の県の行財政改革アクションプランにも盛り込んでいた。
 近年たった1人で両渡船の船頭を務めてきた同町日原の漁師横山寛見さん(52)は「利用者が少ないので廃止は仕方がないとは思うが、さみしい。3月末まではお客を乗せて楽しませたい」と複雑な心境を語った。 


ついでに足をのばして、
長良川の河口にある河口堰も写してきました。
   


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後半は、
名古屋市議会解散請求(リコール)の住民投票をめぐって、
中日新聞担当記者たちの座談会。
7割もの人が「賛成票」を投じたリコール投票のあとにある、
名古屋市議選のゆくえが、気になりますね。

【名古屋市議選】市民の議会不信が噴出 記者座談会 

 記者座談会の最終回は、政令市初の実施となった市議会解散請求(リコール)の住民投票を担当記者が話し合った。過半数の賛成で議会は即日解散され、3月13日に出直し市議選が行われる。初めて尽くしとなったリコール運動を振り返り、市議選を展望する。

 ◆住民投票では、議会解散への賛成票が7割もあった。
 A 署名が集まった段階で「解散は確定した」と思っていた。なのに市議たちは、最後の最後まで「解散は避けられるかも」と思っていた節がある。いかに一般市民から乖離(かいり)し、自分を取り巻く支持者としか付き合ってこなかったかの証拠だ。これまでの市議選の投票率は4割程度と低いから、それでも当選できた。長年の有権者の無関心が今の市議会をつくったともいえる。
 C 直接請求の署名は押印まで求められ、選挙の投票と比べて有権者にとっては煩雑な手続き。そのため署名者は明確な意思を示しており、その後の投票でも投票先が揺らぐことは少ないとされる。今回も署名活動で集まった46万を上回ることはあっても、下回る可能性は低かった。
 B 河村たかし市長が提案した減税や議員報酬半減を否決した議会になぜ解散を求めるのか、という議論が不十分なまま、解散になったのは残念。市長がリコールを主導した特異性よりも、市議会への批判、不信感が有権者の心を動かした。

 ◆酷暑の夏に署名活動が始まり、住民投票の告示日は雪。ここまで長かったなあというのが実感。
 A 河村さんの運動は自転車街宣が基本。所々で止まって街頭演説をする。一度、ほとんど人通りのないスーパーの駐車場脇で街頭演説を始めた。どうなることかと見ていたら、15分間ぐらいの演説が終わるころには十数人が足を止めて聞き入っていた。駐車場を横切ってわざわざ近寄ってきた人もいた。署名ができる場所をわざわざ探しに来たおばあさんもいた。普通の市民の間にじわじわと浸透したことがこれほどの結果につながったんだとあらためて感じた。
 C 昨夏から続く市長と議会の対立で有権者の関心も高かった。告示日朝の取材で、区役所に解散請求書が張り出されたことを記者が話すと「今から見にいこう」という若い男性もいた。ただ投票運動自体の盛り上がりには疑問が残る。選挙と重なり、公選法が適用され、運動が制限されたためだ。告示日以降、ビラ配布などの目立った運動は、市長選や知事選の候補者の選挙運動と結び付いたため、選挙の脇に追いやられてしまった。
 B 知事選、市長選の陰で埋没した。演説会やシンポジウムを開いて、市民に議員の仕事を説明した市議もいたが、総じて市民の関心は低いままだった。減税や地域委員会などテーマ別に市民運動が起きるかなと思ったが、全くと言っていいほど見なかった。
 C 住民投票先進地の関係者は「自然発生的に勉強会や集会が開かれ、町の将来をみんなで考えていた」と当時を語ってくれた。もし住民投票が単独であれば市民団体による討論会がもっと開かれたかもしれない。トリプル投票の負の部分だ。

 ◆議会や首長の在り方が問われたが議論は深まったのだろうか。
 A 新聞記者や学者の立場で言えば「二元代表制が問われた」となるが、市民には全く関係なかった。極端に言えば、市議報酬が高過ぎるのかどうなのか、という一点だけが関心事だった。
 B 議会は本当に住民代表の役割を果たしているかが問われるべきだったが「議会けしからん」という感情論が先行した。というより「河村さん頑張れ」という応援投票になってしまい、結局、河村さんが火を付けた「今の保身議会のままでいいの?」という問題提起への反論が浸透しないまま投票日を迎えた。
 C 議論がかみ合っていなかったというのが率直な感想だ。請求者が突き付けた市議会への否定に、市議会が出した弁明書は単に投票期日にまつわる問題だけ。河村さんの公約への対応や、議員の仕事とその対価などを堂々と訴えるべきではなかったか。

 ◆結果は出直し市議選にどう影響するか。
 B 河村さんが獲得した票数を見ると、減税日本の全員当選による過半数確保も夢じゃない。だが市議選の場合は、学区など地域活動のつながりで投票するケースが多い。地元で顔が売れていない減税日本の候補者が、河村さんの支援を得てどこまで票を伸ばすのか、測りかねている。
 A だからこそ河村さんは、これまでの付き合いがあっても「今度だけは現職に入れたらあかんよ」と街頭演説などで口癖のように言っている。

 ◆「報酬半減」と「減税」の圧力の中、どんな選挙戦になるだろう。
 B 減税日本の候補が一定数の議席を取るのは確実。残りの議席を前職を中心に奪い合う展開になる。不利な流れでの選挙戦で、前職がどんな主張で有権者の支持を得ていくのか、見守りたい。選挙目当ての変節で従来の主張を変えてしまうような姿は見たくない。
 A 民主が今ごろ報酬800万円になびいたのは情けない限り。「議員活動の質が下がり、ひいては市民にマイナス」と言っていたのは何だったのか。「民意だから」のひと言で片付けずにきちんと説明してほしい。市議団で決めたからと言わず、一人の政治家としての気骨を示すべきだ。減税日本の候補者にも注文したい。河村さんが唱える「政治のボランティア化」は意識の持ちようの話であって、議員活動の中身はプロとして厳しく問われる。減税、議員報酬半減、地域委員会の3つに賛成する以外、何ができるのかをよく見つめ直してから立候補してほしい。
    ◇
 座談会は池田千晶市政キャップの司会で宮本隆彦、北島忠輔、加藤弘二が担当しました。 


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2月14日(月)のつぶやき

2011-02-15 01:26:13 | 花/美しいもの
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